元ネタ・サンプリング Kendrick Lamar – Worldwide Steppers (2022) マッドリブと同ネタをサンプリング!

2020年代
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2022年に開催されたスーパーボウルのハーフタイムショーでDr. DreSnoop DoggEminemMary J. Bligeらと共演し、ヒップホップヘッズだけでなく多くのオーディエンス魅了したKendrick Lamar (ケンドリック・ラマー)

そんな彼が、2022年に長年所属していたレーベル “Top Dawg Entertainment” から最後のアルバムになると明言している「Mr. Morale & The Big Steppers」をリリース。

レーベル脱退についての記事はこちら。

今回は、このアルバムから「Worldwide Steppers」(2022)をピックアップ。

この曲は、Kendrick Lamar「m.A.A.d city」「Bitch, Don’t Kill My Vibe」「Alright」といった彼の代表曲を手掛けたSounwaveがプロデュースしています。

ここでは、この曲の元ネタについて解説します。

Kendrick Lamar – Worldwide Steppers (2022)

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楽曲情報

Kendrick Lamar (ケンドリック・ラマー)
出身地 :カリフォルニア州コンプトン
生年月日:1987年6月17日
ジャンル:Hip Hop

レーベル
Aftermath Entertainment
Interscope Records
Top Dawg Entertainment
Universal Music Group

プロデューサー
Tae Beast
J.LBS
Sounwave

元ネタ・サンプリング
The Funkees – Break Through (1973)
Soft Touch – Look Up, Look Down (1976)

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“Worldwide Steppers” 元ネタ・サンプリング ①

The Funkees – Break Through (1973)

元ネタになったのは、1960年代後半に結成されたナイジェリアのバンドThe Funkees (ザ・ファンキーズ)「Break Through」(1973)です。

彼らは、グループ名の通りファンキーでアップビート、非常に踊りやすいアフロロックを得意とし、英語だけでなくナイジェリアで使われているイボ語で歌うリリックも多く、この曲をリリースした1973年にロンドンに移住。

西アフリカや西インド諸島の音楽シーンで急速に知名度を上げるものの、4年後に解散しています。

この曲は、イギリスのロックバンドAtomic Roosterのカバーで、オリジナルはAtomic Roosterの3枚目のアルバム「In Hearing of」(1971)に収録されています。

Atomic Rooster – Break Through (1971)

またThe Funkees (ザ・ファンキーズ)のバージョンは、DJ兼プロデューサーで活躍するMadlibがサンプリングしています。

彼の「Madlib Medicine Show」シリーズの第3弾「Beat Konducta In Africa」(2010)に収録されている「Brothers and Sisters」で使用されています。

この作品は、Madlibがプロデュース、ミックスした40曲以上のインストを収録し、ザンビア、ナイジェリア、エチオピア、ガーナ、ボツワナ、コートジボワールなどのアフリカのアフロビート、ファンク、サイケ、ガレージロックを収めたビートテープとなっています。

Madlib – Brothers and Sisters (2010)

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“Worldwide Steppers” 元ネタ・サンプリング ②

Soft Touch – Look Up, Look Down (1976)

さらにKendrick Lamar「Worldwide Steppers」は、ソウルグループSoft Touch「Look Up, Look Down」(1976)をサンプリングしています。

この曲は、Sundance Recordsからシングルとしてリリースされ、B面には対称的でファンキーなナンバー「Plenty Action」が収められています。

Soft Touch – Plenty Action (1976)

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