これまでに「All I Do Is Win」(2010)や「I’m The One」(2017)などのクラブヒットを中心に数々の楽曲を発表してきたDJ Khaled (DJキャレド)。
そんな彼がKhaled家の宗教観やイスラム教の精神性から、アッラーもクレジットした12枚目のアルバム「Khaled Khaled」をドロップ。
20組以上のアーティストが名を連ねた今作からNas (ナズ)、Jay-Z (ジェイ・ジー)、James Fauntleroを迎えた「SORRY NOT SORRY」をピックアップ。
ニューアルバムと元ネタを併せて解説します。
楽曲情報
DJ Khaled (DJキャレド)
出身地 :ルイジアナ州ニューオーリンズ
生年月日:1975年11月26日
ジャンル:Hip Hop
Nas (ナズ)
出身地 :ニューヨーク、クイーンズ
生年月日:1973年9月14日
ジャンル:Hip Hop
Jay-Z (ジェイ・ジー)
出身地 :ニューヨーク、ブルックリン
生年月日:1973年12月4日
ジャンル:Hip Hop
James Fauntleroy
出身地 :カリフォルニア州イングルウッド
生年月日:1984年5月16日
ジャンル:R&B
レーベル
Epic Records
We The Best Music
プロデューサー
DJ Khaled
STREETRUNNER
Tarik Azzouz
元ネタ・サンプリング
Jay-Z – Song Cry (2001)
Bobby Glenn – Sounds Like a Love Song (1976)
DJ Khaled feat. Nas, Jay-Z, James Fauntlero & Harmonies by The Hive – SORRY NOT SORRY (2021)
元ネタ・サンプリング
Jay-Z – Song Cry (2001)
元ネタとなったのはニューヨーク、ブルックリン出身のラッパーJay-Zの「Song Cry」(2001)です。
この曲は「Girls, Girls, Girls」や「U Don’t Know」などのヒットソングと共にアルバム「The Blueprint」(2001)に収録。
発売日が9月11日の同時多発テロと重なっていたにもかかわらず、発売週に42万7,000枚以上のセールスを記録し、全米チャート1位を獲得しています。
評論家からはJay-Zのべストアルバムの1つであり、Hip Hop史上最高のアルバムの1つであると言われるほど高い評価を得た作品となりました。
また2020年にDrakeの「When to Say When」で同ネタをサンプリングしたことでも話題になり、さらに元ネタのBobby Glennの「Sounds Like a Love Song」(1976)については下記の記事で記載しています。
Khaled Khaled
全14曲収録したこのアルバムは、Migos、Cardi B、Lil Wayne、Justin Bieber、Buju Bantonなどジャンルレスなアーティストが参加。
また2020年に先行で発表していたDrakeとの「GREECE」「POPSTAR」も収録しています。
DJ Khaled feat. Drake – POPSTAR (2020)
また生きるレジェンドBuju Bantonをフィーチャーした「WHERE YOU COME FROM」は、極太のベース音が鳴り響くドープなReggaeミュージックに仕上がっています。
DJ Khaled feat. Buju Banton, Capleton, Bounty Killer – WHERE YOU COME FROM (2021)
終わりに
今作のアルバムは全楽曲がシングル級の破壊力を持ち、2021年の目玉作とも言えることでしょう。
またサンプリングした楽曲も数多く収録しているので、元ネタと比較しながら聞いてみるのも面白いかもしれませんね。
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