90年代から西海岸ヒップホップをリードし、ラップ業界の発展に大きく貢献してきたSnoop Dogg (スヌープ・ドッグ)。
そんな彼が現在所属する “Def Jam Recordings” からコンピレーションアルバム「Algorithm」(2021)をリリース。
現在西海岸の若手ホープとして注目を集めるBlxstや、Ty Dolla $ignのほかにFabolous、Method Man & Redmanなどのヒップホップ黄金期を支えたベテランたちも参加しています。
今回はこのアルバムからDJ Cassidy (DJキャシディ)、Mary J. Blige (メアリー・J. ブライジ)が参加した「Diamond Life」をピックアップ。
ここではこの曲の元ネタについて解説します。
Snoop Dogg & DJ Cassidy feat. Mary J Blige – Diamond Life (2021)
楽曲情報
Snoop Dogg (スヌープ・ドッグ)
出身地 :カリフォルニア州ロングビーチ
生年月日:1971年11月20日
ジャンル:Hip Hop
所属 :213, Tha Eastsidaz
DJ Cassidy (DJキャシディ)
出身地 :ニューヨーク
生年月日:1981年6月27日
Mary J. Blige (メアリー・J. ブライジ)
出身地 :ニューヨーク、ヨンカーズ
生年月日:1971年1月11日
ジャンル:R&B
レーベル
Def Jam Recordings
プロデューサー
D’Mile
DJ Cassidy
元ネタ・サンプリング
Al Johnson & Jean Carn – I’m Back for More (1980)
“Diamond Life” 元ネタ・サンプリング
Al Johnson & Jean Carn – I’m Back for More (1980)
元ネタになったのは、バージニア州ニューポートニューズ出身のシンガーAl Johnson (アル・ジョンソン)の「I’m Back for More」(1980)です。
彼は、1960年代にはソウルグループUnificsのリードシンガーとして活躍し、1970年代にはDeniece WilliamsやLonette McKeeなどに楽曲提供を行っています。
そんな彼が1980年にセカンドアルバム「Back for More」をリリース。
この曲はこのアルバムに収録しており、シングルはR&Bチャート26位を記録。
90年代に発表されたWill SmithやFaith Evansなどの楽曲でサンプリングされ、これまでに20曲以上の作品で使用されています。
Will Smith – Just Cruisin’ (1997)
Faith Evans – Sunny Days (1998)
終わりに
Snoop Doggは、2021年6月に “Def Jam Recordings” のエグゼクティブ・クリエイティブ、ストラテジック・コンサルタントに就任。
これについて本人は次のように明かしています。
彼らは俺が参加したいと思っていた仕事をしていましたが、そこにDeath Rowが現れたんだ。 でもDef Jamに参加して、ヒップホップが生まれた場所に行きたいという夢があったんだ。 俺がこのチャンスを得たとき、デフ・ジャム・レコーズで最も重視したのは、アーティストを助け、愛を与え、知恵と指導と理解を与え、俺がゲームで学んだいくつかのトリックを教えることだね。
また就任後、彼はポッドキャスト “Joe Rogan Experience” に出演した際に、ニューヨーク出身のラッパーBenny the Butcherとの契約を発表。
彼はニューヨーク州バッファロー出身の最もハードなラッパーだよ。 これで、もう一線を越えることはないということを示しているんだ。 俺たちはやるべきことをやっている。the Butcherが来るぞ。
Benny the ButcherもInstagramで「ついにメジャー契約を結んだよ」コメントしており、今後も彼からの活動も目が離せません!
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