2007年に、自身の名を冠したデビューアルバム発表したRich Boy (リッチ・ボーイ)。
アルバムはR&B/Hip Hopチャート3位にランクイン。
今回はこの中からリードシングルの「Throw Some D’s」(2006)をピックアップ。
この曲は全米チャート6位とスマッシュヒットし、音楽メディア誌Rolling Stoneが選ぶ「2007年のベストソング100」で37位に選出。
この年を象徴するクラブバンガーになったのではないでしょうか。
Rich Boyの代名詞とも言えるこの曲の元ネタについて解説します。
Rich Boy feat. Polow Da Don – Throw Some D’s (2006)
楽曲情報
Rich Boy (リッチ・ボーイ)
出身地 :アラバマ州モービル
生年月日:1983年9月2日
ジャンル:Hip Hop
Polow da Don
出身地 :ジョージア州アトランタ
生年月日:1977年10月15日
ジャンル:Hip Hop, R&B
レーベル
Interscope Records
プロデューサー
Polow da Don
Robert “Butta” Crawford
元ネタ・サンプリング
Switch – I Call Your Name (1979)
“Throw Some D’s” 元ネタ・サンプリング
Switch – I Call Your Name (1979)
元ネタになったのはR&B、ファンクバンドのSwitchの「Call Your Name」(1979)です。
この曲は彼らの2枚目のアルバム「Switch II」(1979)に収録し、シングルはR&Bチャート8位にランクイン。
当時バンドメンバーであったBobby DeBargeは、彼らの兄弟のバンドDeBargeの主要メンバーEl DeBargeが抜けた穴を埋めるべくSwitchを脱退しています。
また1980年代にHIVに感染したBobby DeBargeは、1995年にエイズの合併症で39歳の若さで亡くなっています。
終わりに
「Throw Some D’s」がヒットしたことによりAndré 3000、Nelly、Jim Jones、The Gameなどが参加した豪華Remixもリリース。
Rich Boy feat. André 3000, Murphy Lee, Nelly, Jim Jones, Lil Jon & The Game – Throw Some D’s Remix (2007)
またアルバムからKeri Hilsonをゲストに迎えた「Good Things」などもMVは公開されましたが、その後はヒット曲に恵まれなかったRich Boy。
一発屋と称されこともありますが、改めて彼の作品を聞き返すと当時の記憶が蘇ってきますね。
Rich Boy feat. Polow Da Don, Keri Hilson – Good Things (2007)
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