ニューヨークを拠点に活動するN.O.R.E.と結成したラップデュオCapone-N-Noreagaで、これまでに5枚のアルバムを発表したCapone。
しかし彼の度重なる逮捕により、所属していたレーベル “Def Jam Recordings” から契約を解除。
N.O.R.E.はレーベルに残ったことにより、事実上解散となったCapone-N-Noreaga。
その後Caponeは本格的にソロとして楽曲制作を始め、2005年にソロデビューアルバム「Pain, Time & Glory」をリリースとなりました。
今回この作品から「Streets Favorite」をピックアップ。
この曲はサンプリングしたイントロがTikTokでのバイラルヒットで注目を集め、それによって曲名が「Oh No」と誤表記されていることが多々あります。
そんな「Streets Favorite」の元ネタについて解説します。
Capone – Streets Favorite (2005)
楽曲情報
Capone
出身地 :ニューヨーク、クイーンズ
生年月日:1976年2月8日
ジャンル:Hip Hop
レーベル
Sony Music Publishing
プロデューサー
Nexxus
元ネタ・サンプリング
The Shangri-Las – Remember (Walking in the Sand) (1964)
“Streets Favorite” 元ネタ・サンプリング
The Shangri-Las – Remember (Walking in the Sand) (1964)
元ネタになったのはポップスガールズグループThe Shangri-Lasの「Remember (Walking in the Sand) 」(1964)です。
この曲はシングルでリリースされ、全米チャート3位にランクイン。1979年にアメリカを代表するロックバンドAerosmithがカバーしたことでも知られています。
Aerosmith – Remember (Walking In The Sand) (1979)
また上述したTikTokでのバイラルヒットによって、KreepaやBRS Kashといった若手ラッパーもサンプリング。
Kreepaの「Oh No」(2019)はTikTokで1600万本以上の動画で使用されるほど、注目を集める楽曲になりました。
Kreepa – Oh No (2019)
BRS Kash – Oh No (2021)
終わりに
TikTokでは主に事故動画に使用され、楽曲が流れると悪いシチュエーションになる印象が強いのではないでしょうか。
賛否両論分かれますが、このような形でも過去の楽曲に注目が集まるのは、個人的には面白いと感じてしまいますね。
ただ曲名が間違ったまま、一人歩きするのは少し残念に思えます。
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