元ネタ・サンプリング Kendrick Lamar – I (2014) Kendrick Lamar自ら使用許可を求めに本人と会っていた!

2010年代
2010年代K
スポンサーリンク

2012年に発表したアルバム「Good Kid, M.A.A.D City」は全米チャート2位にランクインし、全米の一躍注目を浴びることになったKendrick Lamar (ケンドリック・ラマー)

3枚目のアルバム「To Pimp a Butterfly」(2015)では、グラミー賞に7部門にノミネート。

オーディエンス、評論家から高い評価を得て2015年を代表する作品とも言われ、音楽メディア誌Rolling Stoneは「史上最も偉大なアルバム500」で19位に選出されています。

今回はこのアルバムからリードシングルにもなった「I」(2014)をピックアップ。

大ネタ使いのこの曲の元ネタについて解説します。

Kendrick Lamar – I (2014)

スポンサーリンク

楽曲情報

Kendrick Lamar (ケンドリック・ラマー)
出身地 :カリフォルニア州コンプトン
生年月日:1987年6月17日
ジャンル:Hip Hop

レーベル
Top Dawg Entertainment
Aftermath Entertainment
Interscope Records

プロデューサー
Rahki

元ネタ・サンプリング
The Isley Brothers – That Lady (1973)

スポンサーリンク

“I” 元ネタ・サンプリング

The Isley Brothers – That Lady (1973)

元ネタになったのは、オハイオ州シンシナティ出身のSoulグループThe Isley Brothers (アイズレー・ブラザーズ)「That Lady」(1973)です。

この曲は初のPopシングルチャートのトップ10入りを果たし、全米R&Bシングル・チャートでは2位を記録。

またイギリスチャートでも上位にランクインし、2003年にRolling Stone誌の「史上最も偉大な500曲」にも選出される名曲です。

また「I」でサンプリングする際にKendrick Lamarは、自らThe Isley Brothersの主要メンバーであるRonald Isleyの元を訪ねて使用許可を得たと明かしています。

実は、セントルイスに行ってRonald Isleyに祝福してもらわなければならなかったんだ。
それは旅だった。スタジオに入って、当時の状況と今の状況について話したんだ。
レコードでは実際に彼がやったアドリブを聞くことができるよ。
スポンサーリンク

終わりに

昨今の音楽業界ではサンプリングしたものの、無許可でリリースしたことにより、裁判沙汰になることが多々あります。

しかしKendrick Lamarは、当時のバックグラウンドを本人から聞くことで、楽曲とレジェンドにリスペクトしている様子が伝わってきます。

現在はラップスターと言われるKendrick Lamarですが、このような姿勢が業界からも支持を受けている理由の1つであるのかもしれませんね。

スポンサーリンク
musicdictionary2021をフォローする




Music Dictionary

コメント

タイトルとURLをコピーしました