Latto (Mulatto)は、2019年に発表したシングル「Bitch from da Souf」で注目を集め、SaweetieとTrinaをフィーチャーしたリミックスはYouTubeで8000万再生を超えるヒット。
RCA Recordsと契約後、デビューアルバム「Queen of da Souf」(2020)をリリースし、収録曲の「Muwop」は、Gucci Maneをサンプリング、フィーチャーして話題になりました。
「Muwop」の記事はこちら。
2021年に現在のステージネームLattoに改名し、改名後の初となるアルバム「777」(2022)をドロップ。
アルバムは、Lil Wayne、Childish Gambino、21 Savage、Lil Durkなどのラッパーが中心にゲスト参加し、全13曲収録しています。
今回は、このアルバムからKodak Black (コダック・ブラック)をフィーチャーした「Bussdown」をピックアップ。
ここでは、この曲の元ネタについて解説します。
Latto feat. Kodak Black – Bussdown (2022)
楽曲情報
Latto (Mulatto)
出身地 :ジョージア州アトランタ
生年月日:1998年12月22日
ジャンル:Hip Hop
Kodak Black (コダック・ブラック)
出身地 :フロリダ州ポンパノビーチ
生年月日:1997年6月11日
ジャンル:Hip Hop
レーベル
RCA Records
StreamCut
プロデューサー
MIKE DEAN
OG Parker
Romano
Tenroc
元ネタ・サンプリング
Vanessa Carlton – A Thousand Miles (2002)
“Bussdown” 元ネタ・サンプリング
Vanessa Carlton – A Thousand Miles (2002)
元ネタになったのは、ペンシルベニア州ミルフォード出身のシンガーVanessa Carlton (ヴァネッサ・カールトン)の「A Thousand Miles」(2002)です。
彼女のデビューアルバム「Be Not Nobody」(2002)に収録され、アルバムは全米チャート5位を記録。
またこの曲はデビューシングルで、全米メインストリームチャート1位を獲得したほか、ヨーロッパ各国のチャートでも上位に入るなど、彼女の代表曲のひとつになりました。
この曲について、Vanessa Carltonは次のように明かしています。
この曲は、私がジュリアード音楽院の生徒に抱いた片想いについて歌っているの。 その人とは決して話すことはなかったわ。 私はとてもシャイで、こんなことは神様がありえないという感じだったの。 だからその人と関係を持つより、失敗する可能性の方が高いと思ったわ。 その人の名前は有名な俳優さんだから言えないし、言いたくもないわ。
終わりに
アルバムリリースの1週間前、Lattoはアルバムにフィーチャーされている男性アーティストがサンプルをクリアするのを難しくするために、性行為を求められたことを明かしています。
以前、Kodak Blackがこの話題に関連するコメントをしていたことから、ファンは彼ではないかと推測していましたが、後にKodak Blackは自分であることを否定し、Lattoも21 Savageであることを否定していました。
私のアルバムのフィーチャリングで、クリアするのが難しかったんだけど、彼らは私がDMに反応しないからって私とヤろううするみたいなの。
真相は謎のままですが、女性ラッパーということで制作過程でも苦労があったようですね。
この機会に、元ネタと併せて聞いてみてはいかがでしょうか。
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