JIDは、2010年に初のミックステープ「Cakewalk」をリリース後、EarthGangが立ち上げたラップクルーSpillage Villageに加入し、Spillage Villageとコラボアルバム、ソロEPを次々にリリース。
そんな彼に目をつけたJ. Coleは、2017年にJIDとDreamvilleが契約を結び、同年に発表したデビューアルバム「The Never Story」(2017)からリードシングル「Never」は、Spotifyで9000万ストリームを記録。
2018年にはヒップホップメディア誌XXLの「Freshman Class 2018」に選出され、セカンドアルバム「DiCaprio 2」(2018)をリリースし、その翌年には所属していたDreamvilleのコンピレーションアルバム「Revenge of the Dreamers III」(2019)に参加。
このアルバムから、J. Coleと参加した「Down Bad」がグラミー賞「最優秀ラップパフォーマンス」にノミネートされ、一躍全米中から注目を浴びることとなりました。
そんな彼が、3枚目のアルバム「The Forever Story」(2022)をドロップ。
全15曲収録の今作には、Lil Wayne、Lil Durk、EarthGang、Ari LennoxなどDreamvilleのレーベルメイトがゲスト参加しています。
今回は、Dreamvilleのコンピレーションアルバム「D-Day: A Gangsta Grillz Mixtape」(2022)で「Stick」をプロデュースし、ゲスト参加したKenny Mason (ケニー・メイソン)との「Dance Now」(2022)をピックアップ。
ここでは、この曲の元ネタについて解説します。
JID feat. Kenny Mason – Dance Now (2022)
楽曲情報
JID
出身地 :ジョージア州アトランタ
生年月日:1990年10月31日
ジャンル:Hip Hop
Kenny Mason (ケニー・メイソン)
出身地 :ジョージア州アトランタ
生年月日:1994年12月17日
ジャンル:Hip Hop
レーベル
Dreamville
Interscope Records
プロデューサー
Aviad
Christo
元ネタ・サンプリング
Zusha – Yoel’s Niggun (2014)
“Dance Now” 元ネタ・サンプリング
Zusha – Yoel’s Niggun (2014)
元ネタになったのは、ニューヨーク、マンハッタンで結成したバンドZusha (ズーシャ)の「Yoel’s Niggun」(2014)です。
彼らは2013年にバンドを結成し、翌年にデビューEP「Zusha」(2014)をリリース。
「Yoel’s Niggun」はこの作品に収録され、EPはワールドアルバムチャートで9位を獲得しています。
おわりに
今作には、先行でリリースされた21 Savage、Baby Tateをゲストに迎えたシングル「Surround Sound」(2022)も収録され、この曲はアルバムリリースと同時期にRIAAからゴールド認定を受けたとJIDはInstagramで明かしています。
「Surround Sound」の元ネタはこちら。
みんながアルバムをリリースした日にこの曲をゴールドにしたよ。 俺はすべてのファンに本当に感謝している。 特にこれをまとめてくれた私の仲の良い@megameezyに感謝するよ。 21savageは、俺が出会った中で最も謙虚で堅実な人物の1人であり、@imbabytateはスターだ、俺を信頼してくれてありがとう.。 2020年にこの曲を送ってくれたとき、俺を信頼してくれた@djschemeと@nurimusicに多くの愛を込めて、@tisも。
この機会に、元ネタと併せて聴いてみてはいかがでしょうか。
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