Lady Gaga新曲「Abracadabra」のサンプリング元と新アルバム『MAYHEM』に迫る

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Lady Gaga (レディー・ガガ)は、アメリカのシンガーソングライター兼女優で、その独創的なスタイルと多才な才能で知られ、音楽や映画の両分野で数々の成功を収めてきました。

2008年にデビューアルバム『The Fame』を発表し、その再発盤『The Fame Monster』で世界的に大ブレイクを果たしました。「Just Dance」「Poker Face」「Bad Romance」などのヒット曲を生み出し、その後2011年の『Born This Way』で社会的メッセージを発信。彼女はその後もジャンルを変えながら新しい作品を発表し、2020年には6枚目のアルバム『Chromatica』で、6作連続で全米アルバムチャート1位を獲得しました。

また、女優としても『アリー/スター誕生』(2018年)で高評価を得たほか、「Shallow」でアカデミー賞をはじめとする主要4賞を同年に受賞。グラミー賞を14回受賞し、全世界で1億7000万枚以上のアルバムを売り上げるなど、音楽界でもトップクラスの実績を誇ります。

そして2025年2月、Lady Gagaはシングル「Abracadabra」をリリースしました。この曲は、3月にリリース予定の新アルバムからの先行シングルと考えられており、この記事ではこの楽曲のサンプリング元と、待望の新アルバムについて解説いたします。

Lady Gaga – Abracadabra (2025)

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『Abracadabra』元ネタ・サンプリング情報

「Abracadabra」のサンプリング元となったのは、イギリスのロックバンドSiouxsie and the Banshees (スージー・アンド・ザ・バンシーズ)の「Spellbound」(1981年)です。

Siouxsie and the Banshees – Spellbound (1981)

「Abracadabra」の1:09〜

「Spellbound」は、1981年にリリースされたシングルで、バンドの4枚目のアルバム『Juju』からの先行シングルとして発表されました。この曲は、John McGeochの特徴的なギターサウンドと、ボーカルのSiouxsie Siouxの力強い歌声が特徴的な作品です。また、同アルバムはポストパンクの名盤として評価されており、UKアルバムチャートで7位にランクインしました。

Siouxsie and the Bansheesは、1976年に結成され、ポストパンクの先駆者として音楽シーンに大きな影響を与えました。解散後もSiouxsie Siouxはソロ活動を続け、バンドの音楽は現在も高く評価されています。

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魔法のような挑戦 – 新曲『Abracadabra』の深層に迫る

Lady Gagaの「Abracadabra」は、2025年2月2日に開催された第67回グラミー賞で初公開され、ダンス・ポップのエネルギッシュなサウンドと、彼女の初期の作品を彷彿とさせる演劇的なビジュアルが特徴的です。歌詞では、「Abracadabra」が魔法を象徴し、赤いドレスを着た女性が困難に立ち向かう姿が描かれています。Gaga自身はこの曲を「生きることの挑戦」に焦点を当て、内面の葛藤を表現していると語っています。

「この曲は、人生の挑戦と夜の挑戦に立ち向かい、そのすべての中に魔法を見つけることについて歌っているの。『赤いドレスの女性』は、あなたを試すものすべて、つまりあなたの内面の独り言。「できるのか?できるのか?やるのか?自分は十分か?これに耐えられるのか?」といった問いかけね。
多くの点で、この歌は自分自身への挑戦についてであり、また、私たちの周囲の世界が私たちにそれを反映することもよくあるわ。私は「ただ生き残るだけでなく、成功するにはどんな感じがするのか?」という疑問を追求したいと思ったの。

このシングルはSpotifyでリリース初日に492万回のストリーミングを記録し、Gagaにとって最大のデビューを果たしました。さらに、Billboard Global 200で10位、アメリカではHot Dance/Pop Songsチャートで1位を獲得するなど、大きな反響を呼んでいます。

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アルバム『MAYHEM』に込められたGagaのメッセージとは?

「Abracadabra」は、2025年3月にリリース予定の8枚目のスタジオアルバム『MAYHEM』に収録される予定です。このアルバムには、すでに全米シングルチャート1位を獲得したブルーノ・マーズとのコラボ曲「Die with a Smile」も収められる予定です。

アルバムの制作過程でGagaは、内面的な葛藤や挑戦からインスピレーションを受け、音楽への深い愛情を表現したと語っています。その音楽スタイルは「カオス的でジャンルを超越したもの」とされ、90年代のオルタナティヴ、エレクトロ・グランジ、プリンスのメロディーなど、さまざまな影響を受けているとのことです。

Gagaはアルバムタイトル「MAYHEM」について、「当初は『騒乱』というタイトルを付けることに躊躇していた。しかし、最終的にはその混乱が私たちに喜びや希望、音楽、そして家族や友達との絆を教えてくれることを示すタイトルだと気づいた。」と語っています。

最初、アルバムに「Mayhem」(日本語訳: 騒乱)という名前をつけるのは難しかったわ。なぜなら、私はその感情が現実であってほしくないと思っていたから。私はまた、希望を持っている人間でもあるし、夢を見る人でもある。しかし最終的にたどり着いたのは、それが私たちの存在や世界の中にある亀裂、そしてその壊れたものの中の混乱であり、その混乱が最終的に私たちに喜びの力、踊ること、泣くこと、笑うこと、音楽を聴くこと、友達や家族を抱きしめること、そしてそれを繰り返すことを教えてくれるということなの。このアルバムは楽しくて、その楽しいアルバムが「Mayhem」と呼ばれている対比を楽しんだわ。
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おわりに

Lady Gagaは、常に革新と挑戦を追い求め、音楽と映像の両方で世界中のファンを魅了し続けています。新曲「Abracadabra」や、間もなくリリースされるアルバム『MAYHEM』は、彼女の音楽キャリアのさらなる進化を示すものとなり、私たちに新たなインスピレーションを与えてくれることでしょう。このアルバムがどのように受け入れられ、Gagaが再び音楽界でその地位を確立するのか、今後の展開が非常に楽しみです。

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