2014年に発表したデビューシングル「All About That Bass」は、全米チャート1位、世界58カ国のチャートで1位を獲得し、鮮烈なデビューを果たしたMeghan Trainor (メーガン・トレイナー)。
その後、4枚のアルバムをリリースし、2022年に発表した5枚目のアルバム「Takin’ It Back」からセカンドシングル「Made You Look」は、TikTokでバイラルヒットとなり、彼女にとって2016年以来となる全米チャートトップ40入りを果たし、Spotifyでは3億5000万回のストリーミングされています。
そんなMeghan Trainorは、2023年に4曲追加した「Takin’ It Back」のデラックスエディションをリリース。
今回は、このアルバムからMVも公開されている「Mother」をピックアップ。
ここでは、この曲の元ネタについて解説します。
Meghan Trainor – Mother (2023)
“Mother” 楽曲情報
リリース日
2023年3月10日
レーベル
Epic Records
プロデューサー
Gian Stone
Justin Trainor
元ネタ・サンプリング
The Chordettes – Mr. Sandman (1954)
“Mother” 元ネタ・サンプリング情報
The Chordettes – Mr. Sandman (1954)
元ネタになったのは、ウィスコンシン州シボイガンで結成された女性ボーカルグループThe Chordettes (ザ・コーデッツ)の「Mr. Sandman」(1954)です。
この曲は、1954年にVaughn Monroeが最初にリリースし、その後、The Chordettesがこの曲のカバーをシングルとしてリリースし、ビルボードのポピュラー音楽チャート3つ全てで1位を獲得しました。
2002年にグラミー賞の殿堂入りを果たし、全米レコード協会(RIAA)と全米芸術基金(NEA)から「世紀の歌」のひとつに選ばれています。
Vaughn Monroe – Mr. Sandman
おわりに
これまでMeghan Trainorの歌詞は、女性らしさ、ボディイメージ、個人のエンパワーメントをテーマにしたものが多く、反フェミニスト的で退嬰的と批判されることもありましたが、その中でリリースした「Mother」について、彼女は次のように明かしています。
この曲は、10年近くこの業界にいて、いまだに自分の意見が通用しない、あるいは言い負かされていると感じるような状況に置かれていることに対する私の答えなの。 この曲は、自分が見下されている感じ、自分の力を取り戻したいと思っている人たちのためのものよ。
そう明かすこの曲のMVには、セレブタレントのKris Jennerがカメオ出演しており「正直、今までで一番好きで最高の1日だったわ」とKris JennerはInstagramでこの日のことを明かしています。
この日、あなたがあなたの気持ちは決して忘れることはないわ。 あなたは本当に美しく、才能があり、親切で、素晴らしく、サポートしてくれて、寛大で、愛にあふれた女の子で、あなたと知り合い、あなたと一緒に時間を過ごすことができて、なんと幸せなことなの。 正直、今までで一番好きで最高の1日だったわ。 あなたの魔法の世界に私を招待してくれてありがとう… 私は永遠に感謝し、永遠にあなたを熱烈に愛し続けるわ!!!!
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