Paul Russellは、カリフォルニア州ロサンゼルスを拠点にして活動しているラッパーです。
彼は2018年にラッパーのRuslanと協力し、コラボプロジェクト「Via Text」をリリースしました。
このプロジェクトには様々な楽曲が収録されていますが、その中でも特に注目されたのがオープニングトラックの「Friends」です。このトラックはSpotify上で270万再生を記録し、その成功によって彼はますます知名度を高めました。
その後も、Paul Russellは着実にキャリアを築き、2019年にはデビューアルバム「Once in a Dry Season」を発表し、そのクオリティの高さで音楽シーンに存在感を示しました。
さらに、2022年にはシングル「Ms. Poli Sci」をリリースし、そのメロディアスなラップスタイルが多くの支持を集め、Spotify上で1500万再生を達成しました
そして今回、Paul Russellはシングル「Lil Boo Thang」(2023)をリリースしました。
ここでは、この曲の元ネタについて解説します。
Paul Russell – Lil Boo Thang (2023)
“Lil Boo Thang” 楽曲情報
リリース日
2023年8月18日
プロデューサー
Sean Cook
元ネタ・サンプリング
The Emotions – Best of My Love (1977)
“Lil Boo Thang” 元ネタ・サンプリング情報
The Emotions – Best of My Love (1977)
元ネタになったのは、シカゴで結成されたソウル・R&BグループThe Emotions (エモーションズ)の「Best of My Love」(1977)です。
この曲は、彼女たちのアルバム「Rejoice」(1977)に収録されており、このアルバムはソウルチャート首位を獲得するなど大きな成功を収めました。
なお、「Rejoice」のプロデュースは、Earth, Wind & FireのリーダーであるMaurice Whiteが手がけており、彼はEarth, Wind & Fire以外のアルバムの中でも特にこのアルバムに誇りを持っていました。
これには素晴らしい雰囲気、素晴らしい『感覚』があったね。 うん、その制作には誇りを持っているよ。
「Best of My Love」は、全米シングルチャートで5週間にわたって1位を獲得し、ソウルチャートでも1位を獲得しました。
この曲は世界各国のチャートでも高評価を受け、さらにはグラミー賞で「最優秀R&Bパフォーマンス賞」など2つの部門で受賞するなど、The Emotionsの代表曲となりました。
その感動的なメロディと歌詞は、多くの人々に愛され続けています。
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