ナイジェリア出身のBurna Boy (バーナ・ボーイ)は、2017年にメジャーレーベルと契約し、4枚目のアルバム「African Giant」(2019)がグラミー賞「Best World Music Album」にノミネートされ注目を集めました。
2020年にリリースした5枚目のアルバム「Twice as Tall」は、ラッパーのDiddyがエグゼクティブプロデューサーを務め、UKチャートでは自己最高位となる11位を記録。
さらに2年連続でナイジェリア人として初めてグラミー賞にノミネートされ「Best Global Music Album」を受賞するなど、ナイジェリアの音楽シーンを牽引してきました。
そんな彼が、 2022年初のシングル「Last Last」(2022)をドロップ。
ここでは、この曲の元ネタについて解説します。
Burna Boy – Last Last (2022)
楽曲情報
Burna Boy (バーナ・ボーイ)
出身地 :ナイジェリア
生年月日:1991年6月2日
ジャンル:Afrobeat, Reggae
レーベル
Atlantic Records
プロデューサー
Ruuben
MD$
Off & Out
Chopstix
元ネタ・サンプリング
Toni Braxton – He Wasn’t Man Enough (2000)
“Last Last” 元ネタ・サンプリング
Toni Braxton – He Wasn’t Man Enough (2000)
元ネタになったのは、メリーランド州セバーン出身のシンガーToni Braxton (トニー・ブラクストン)の「He Wasn’t Man Enough」(2000)です。
この曲は、彼女の3枚目のアルバム「The Heat」(2000)に収録されており、全米アルバムチャート2位を記録し、グラミー賞「Best R&B Album」にノミネートされています。
アルバムからリードシングルであるこの曲は、全米チャート2位、R&B/Hip Hopチャートで4週に渡って1位を獲得し、彼女のキャリアにおいて全米シングルチャートでトップ10に入った最後の曲となりました。
またグラミー賞「最優秀女性R&Bボーカルパフォーマンス」を受賞するなど、彼女の代表曲のひとつでもあります。
終わりに
Burna Boyの今回の曲は、MVを自ら監督しており、次作アルバム「Love, Damini」からリードシングルとなるようです。
また、アメリカではWizkidやTems、Davidoなどナイジェリアの音楽シーンが今まで以上に注目されており、Burna Boyの今後の活躍にも期待が膨らみますね。
コメント