2013年にデビューアルバム「Nostalgic 64」をリリースし、2015年に発表したシングル「Ultimate」がヒットして一躍注目を浴びたDenzel Curry (デンゼル・ カリー)。
翌年にはヒップホップメディア誌XXLの「Freshman Class 2016」にLil Uzi Vert、Kodak Black、21 Savageらと共に選出。
全米中が期待を寄せる中、2018年に3枚目のアルバム「Ta13oo」をドロップし、収録曲の「CLOUT COBAIN」がYouTubeで1億回再生を超えるヒットなりました。
2019年にリリースされた4枚目のアルバム「ZUU」は、Complex誌による「Best Albums of 2019」で19位に選ばれるなど、評論家から高い評価を得ています。
そんな彼が2022年にシングル「Walkin」(2022)をドロップ。
ここでは、この曲の元ネタについて解説します。
Denzel Curry – Walkin (2022)
楽曲情報
Denzel Curry (デンゼル・ カリー)
出身地 :フロリダ州マイアミガーデンズ
生年月日:1995年2月16日
ジャンル:Hip Hop
レーベル
Universal Music Group
Concord Music Group
PH Recordings, LLC
Loma Vista Recordings
プロデューサー
Kal Banx
元ネタ・サンプリング
John Cameron & Keith Mansfield – The Loving Touch (1973)
“Walkin” 元ネタ・サンプリング
John Cameron & Keith Mansfield – The Loving Touch (1973)
元ネタになったのは、イギリス、ロンドン出身の作曲家Keith Mansfield(キース・マンスフィールド)の「The Loving Touch」(1973)です。
この曲は、John Cameronと1973年に発表したアルバム「Voices In Harmony」に収録。
アルバムに収録されている楽曲は、Memphis Bleek、O.C.、Action Bronsonなど現在までに15曲以上でサンプリングされており、現代の音楽シーンに影響を与えた1枚になっています。
終わりに
今作は次作5枚目のアルバム「Melt My Eyez, See Your Future」からリードシングルと思われ、アルバムのトレーラーがYouTubeで公開されています。
ここでは「未来を目指せ」と大きく日本語が映されていますが、日本人監督の黒澤明の映画からインスピレーションを受けているようです。
またトレーラーにはT-Pain、JID、Rico Nasty、6LACKがクレジットされており、近日中にアルバムがリリースされるようですね。
この機会に元ネタと併せて聴いてみてはいかがでしょうか。
コメント