ニューヨーク、ブルックリン出身のフィメールラッパーQueen Pen (クイーン・ペン)は、名プロデューサーのTeddy Rileyに才能を見出され、1996年にBlackstreetのヒット曲「No Diggity」に客演し、注目を集めました。
1997年、彼女はTeddy Rileyがエグゼクティブプロデューサーを務め、Phil CollinsやRonald Isleyなどがゲスト参加したデビューアルバム「My Melody」をリリースし、R&B/Hip Hopチャートで13位を記録しました。
ここでは、このアルバムに収録された「Party Ain’t a Party」(1997)の元ネタについて解説します。
Queen Pen feat. Markell Riley, Mr. Cheeks & Nutta Butta – Party Ain’t a Party (1997)
“Party Ain’t a Party” 楽曲情報
リリース日
1997年12月16日
レーベル
Interscope Records
Lil’ Man Records
プロデューサー
Teddy Riley
元ネタ・サンプリング
Earth, Wind & Fire – On Your Face (1976)
“Party Ain’t a Party” 元ネタ・サンプリング情報
Earth, Wind & Fire – On Your Face (1976)
元ネタになったのは、音楽グループEarth, Wind & Fire (アース・ウィンド・アンド・ファイアー)の「On Your Face」(1976)です。
この曲は彼らの7枚目のアルバム「Spirit」(1976)に収録され、アルバムは全米チャートで2位を記録し、RIAAによってアメリカではダブルプラチナに認定されました。
「Spirit」の制作中に、彼らの長年の共同作業者でありプロデューサーでもあったCharles Stepneyが心臓発作で亡くなりました。この悲劇により、Earth, Wind & Fireは彼に敬意を表してアルバムタイトルを「Spirit」と名付けました。
このアルバムは、批評家から一定の称賛を受けながらも、一部からは陳腐との声もありました。しかし、批評家やリスナーから一定の成功を収め、さらにグラミー賞にノミネートされ、Isaac HayesやRick Atkinsonなどの著名な音楽関係者からも高い評価を得ました。
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