音楽の進化:Fatman Scoopの『Be Faithful』の元ネタを解説

1990年代
1990年代F
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ニューヨーク出身のラッパーのFatman Scoop (ファットマン・スクープ)は、1999年にプロデューサーかつDJチームであるCrooklyn Clan (クルックリン・クラン)と共にシングル「Be Faithful」をリリースしました。

この曲は、UKシングルチャートで1位を獲得するなどヨーロッパを中心に大ヒットし、彼らの知名度を一気に押し上げました。Fatman Scoopのの特徴的な煽りと派手なビートが際立っており、映画「Save the Last Dance」でも使用され、現在もクラブやパーティーシーンで人気を集めています。

ここでは、「Be Faithful」の元ネタについて解説します。

Fatman Scoop feat. The Crooklyn Clan – Be Faithful (1999)

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“Be Faithful” 楽曲情報

リリース日
1999年3月2日

レーベル
AV8 Records
Def Jam Recordings
Mezzanine Music

プロデューサー
Crooklyn Clan
Fatman Scoop
DJ Riz
DJ Sizzahandz

元ネタ・サンプリング
Faith Evans – Love Like This (1998)
Black Sheep – The Choice Is Yours (Revisited) (1991)
Queen Pen feat. Markell Riley, Mr. Cheeks & Nutta Butta – Party Ain’t a Party (1997)
Naughty by Nature – Hip Hop Hooray (1992)

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“Be Faithful” 元ネタ・サンプリング情報①

Faith Evans – Love Like This (1998)

元ネタになったのは、フロリダ州レイクランド出身のシンガーFaith Evans (フェイス・エヴァンス)「Love Like This」(1998)です。

この曲は彼女のセカンドアルバム「Keep the Fait」(1998)に収録されており、全米チャート6位を記録し、Faith Evansにとって初のトップ10入りを果たしました。

「Love Like This」は、作詞・作曲にDiddyが携わり、このアルバムのリードシングルとしてリリースされ、全米チャート7位を記録しました。さらに、この曲はグラミー賞の「最優秀女性R&Bパフォーマンス賞」にノミネートされ、批評家からも高い評価を受けました。

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“Be Faithful” 元ネタ・サンプリング情報②

Black Sheep – The Choice Is Yours (Revisited) (1991)

Fatman Scoop「Be Faithful」は、ニューヨーク出身のヒップホップデュオBlack Sheep (ブラック・シープ)「The Choice Is Yours (Revisited)」(1991)もサンプリングしています。

この曲は、彼らのデビューアルバム「A Wolf in Sheep’s Clothing」(1991)に収録されており、後にヒップホップメディア誌The Sourceの「史上最高のラップ アルバム100枚」に選ばれるなど高い評価を得ました。

そして、このアルバムからセカンドシングルとしてリリースされた「「The Choice Is Yours (Revisited)」は、ラップシングルチャートで1位を獲得し、Black Sheepの代表曲として広く知られています。

The Choice Is Yours (Revisited)」の元ネタはこちら。

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“Be Faithful” 元ネタ・サンプリング情報③

Queen Pen feat. Markell Riley, Mr. Cheeks & Nutta Butta – Party Ain’t a Party (1997)

Fatman Scoop「Be Faithful」は、ニューヨーク、ブルックリン出身のフィメールラッパーQueen Pen (クイーン・ペン)「Party Ain’t a Party」(1997)もサンプリングしています。

Queen Penの音楽キャリアは1990年代中盤に始まり、R&BグループBlackstreetのメンバーであり、レコードプロデューサーでもあるTeddy Rileyの弟子入りしたことがきっかけでした。彼女は1996年のBlackstreetのヒット曲「No Diggity」Dr. Dreと共演し、注目を集めました。

その後、Queen PenTeddy Rileyのレーベルと契約し、1997年にデビューアルバム「My Melody」をリリースしました。このアルバムはTeddy Rileyがエグゼクティブプロデューサーを務め、その中に「Party Ain’t a Party」が収録されています。

「No Diggity」の元ネタはこちら。

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“Be Faithful” 元ネタ・サンプリング情報④

Naughty by Nature – Hip Hop Hooray (1992)

Fatman Scoop「Be Faithful」は、ラップグループNaughty by Nature (ノーティー・バイ・ネーチャー)「Hip Hop Hooray」(1992)もサンプリングしています。

この曲は、彼らの3枚目のアルバム「19 Naughty III」(1993)に収録されており、このアルバムは全米チャートで3位を記録し、Naughty by Natureにとって初の全米チャートトップ5入りを果たしました。

「Hip Hop Hooray」は、このアルバムのリードシングルとしてリリースされ、全米チャートで8位を記録し、彼らのシングル「O.P.P.」(1991)に次いで2番目に成功した曲となりました。

さらに、この曲は1995年にシアトル・マリナーズが初めてMLBのプレーオフに出場した際、ケン・グリフィー・ジュニアが打席に立つ際に流れた曲としても知られています。また、2017年から2019年までの期間ではヤンキー・スタジアムでも使用され、2020年に再度導入され、2022年シーズンまで使用されました。

この曲のMVは、映画監督および脚本家として知られるSpike Leeが監督を務め、Run-D.M.C.、2Pac、Eazy-E、Kris Kross、Queen Latifahなどがカメオ出演しています。しかし、YouTubeではEazy-Eの出演シーンが削除され、新しい映像に置き換えられたバージョンが公開されていますが、その映像が制作された時期やEazy-Eが削除された理由については公にされていません。

おわりに

Fatman Scoop「Be Faithful」は、過去の名曲からのサンプリングを巧みに取り入れ、新たな音楽体験を創り出しています。その魅力は、一曲に留まらず複数の楽曲のエッセンスが見事に組み合わさったクリエイティブな融合にあります。この曲が持つ独自の要素とクリエイティブな特徴は、多くのリスナーによって長年愛され続けており、今後も時代を超えて様々なシーンで根付いていくことでしょう。

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