「My Type」「Best Friend」などのヒット曲で知られるSaweetieが、2022年にEP「THE SINGLE LIFE」をドロップ。
EPについての記事はこちら。
今回は、このEPから4曲目「HANDLE MY TRUTH」をピックアップ。
ここでは、この曲の元ネタについて解説します。
Saweetie – HANDLE MY TRUTH (2022)
“HANDLE MY TRUTH” 楽曲情報
レーベル
ICY
Warner Records
プロデューサー
1500 or Nothin’
Mike & Keys
元ネタ・サンプリング
The S.O.S. Band – No One’s Gonna Love You (1984)
“HANDLE MY TRUTH” 元ネタ・サンプリング
The S.O.S. Band – No One’s Gonna Love You (1984)
元ネタになったのは、ジョージア州アトランタで結成したR&BグループThe S.O.S. Bandの「No One’s Gonna Love You」(1984)です。
この曲は、彼らの5枚目のアルバム「Just the Way You Like It」(1984)に収録され、R&Bアルバムチャートで6位を記録。
アルバムからのセカンドシングルとなったこの曲は、Jimmy JamとTerry Lewisがプロデュースし、Jimmy Jamは後にアルバムとThe S.O.S. Bandの作品の中で1番好きな曲だと語っています。
俺にとって「No One's Gonna Love You」は、アルバムの中で一番好きな作品であり、S.O.S.バンドの曲の中でも一番好きな曲だよ。 ただ、そのバランスに何かあるんだよね。 ミドルテンポの曲はこうあるべきという構想を作るとしたら、これだろうね。 また、イギリスのソウルサウンドにも大きな影響を与えているよ。 「52nd Street」や「Loose Ends」を聴けば、それがわかるはずだ。 このアルバムの曲はヒップホップのアーティストにサンプリングされているよ。
また、この曲は70曲以上でサンプリングされており、同ネタのA$AP Rockyの「Peso」(2011)を聴いていたJimmy Jamの息子は、父親からのカミングアウトに驚いていたようです。
面白いことに、先日息子がA$AP Rockyを聴いていたから「これって俺の曲って知ってる?」と言ってみたんだ。 息子は「どういうこと?」って。 俺は「あの曲の小さなベースラインは、S.O.S.バンドのものだよ」と言ったんだ。 息子は「いや、それは知らなかった」と答えたよ。 子供たちはいつも俺に新しいものを紹介しようとするんだけど、彼らは俺が何も知らないと思ってるんだ。 彼らはA$AP Rockyを聴かせようとしていたんだけど、6ヶ月前に彼の曲に使うためのサンプルをクリアしたよって伝えなきゃいけなかったね。
A$AP Rocky – Peso (2011)
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