元ネタ・サンプリング XXXTentacion – Jocelyn Flores (2017) 今作は亡くなった友人に捧げられた?!

2010年代
2010年代X
スポンサーリンク

フロリダ州プランテーション生まれのXXXTentacion (エックスエックスエックス・テンタシオン)は、少年院を出所後の2013年にSoundCloudで音楽活動を始め、2014年に少年院で出会ったSki Mask the Slump GodとヒップホップグループMembers Onlyを結成、2015年にシングル「Look at Me」をSoundCloudでリリースしました。

SoundCloudで1億9000万回、YouTubeで5億回再生を超えるヒットとなり、2017年にデビューアルバム「17」をドロップ。

アルバムとしては型破りと言われる3分以上の曲がなく、全22分というコンパクトな内容に仕上がりましたが、全米チャートで2位を記録。

シングルカットされた「Fuck Love」は、MVがないにもかかわらず、YouTubeで3億5000万回再生されるヒットとなりました。

今回は、このアルバムから「Jocelyn Flores」をピックアップ。

ここでは、この曲の元ネタについて解説します。

XXXTentacion – Jocelyn Flores (2017)

スポンサーリンク

楽曲情報

XXXTentacion (エックスエックスエックス・テンタシオン)
出身地 :フロリダ州プランテーション
生年月日:1998年1月23日
没年月日:2018年6月18日
ジャンル:Hip Hop

レーベル
EMPIRE
Bad Vibes Forever

プロデューサー
Potsu
XXXTentacion

元ネタ・サンプリング
Potsu – I’m Closing My Eyes (2017)
Shiloh Dynasty – I know you so well (2016)

スポンサーリンク

“Jocelyn Flores” 元ネタ・サンプリング

Potsu – I’m Closing My Eyes (2017)

元ネタになったのは、プロデューサーとして活躍するPotsu「I’m Closing My Eyes」(2017)です。

彼はSoundCloudでの活動で知られるようになり、この曲をきっかけにXXXTentacionのデビューアルバム「17」では「Carry On」「Everybody Dies in Their Nightmares」のほか「Jocelyn Flores」のプロデューサーに抜擢されています。

またXXXTentacionの3枚目のアルバム「Skins」(2018)にも携わり、一躍全米中から注目を浴びることになりました。

Potsuは、ビートメーカーでの成功について次のように明かしています。

STEEZYASFUCKというYouTubeのチャンネルがあるんだけど、そこにはたくさんのビートテープがアップされているんだ。
俺はこのビートテープを作り、それを送ってSteezyは俺を取り上げて、俺は多くの注目を浴びると思っていたんだ。
でも、そうはならなかった。
無理に成功しようとすると、結局うまくいかないような気がするんだ。
ただ自分のことをやっていれば、何かいいことが起こるんじゃないかと思うんだ。
スポンサーリンク

“I’m Closing My Eyes” 元ネタ・サンプリング

Shiloh Dynasty – I know you so well (2016)

さらに深掘りするとPotsu「I’m Closing My Eyes」は、Shiloh Dynasty「I know you so well」(2016)をサンプリングしています。

彼は2015年から2016年にかけて、前述したPotsuがインスタグラムの音源をサンプリングしたことで一躍有名になったインディーズのシンガーソングライターです。

しかし、2016年に同SNSでの投稿を最後に表舞台から身を引き、音楽活動をする意思がないことを明かしています。

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Shiloh(@shilohdynasty)がシェアした投稿

スポンサーリンク

終わりに

XXXTentacionの今作は、2017年に自殺した友人へのオマージュであり、彼の死の直後にも「Revenge」という曲を捧げ、Instagramのライブ投稿で次のように打ち明けています。

この数日間、何か必要なとき以外は、ソーシャルメディアにアクセスできないほど、壊滅的な状況に陥ったよ。
ほとんど知らない人のために何かを感じるとは思ってもみなかったし、自分がそういう境遇にあるからといって、これほどまでに自分をダメにしてしまうとはね。

XXXTentacion – Revenge (2017)

この機会に、元ネタと併せて聴いてみてはいかがでしょうか。

スポンサーリンク
musicdictionary2021をフォローする




コメント

タイトルとURLをコピーしました