Yung Gravy (ヤング・グレイビー)は、大学在学中に趣味でラップを始め、Lil YachtyやLil Peepに影響を受けてSoundCloudでラッパーとしてのキャリアをスタートさせます。
その後、仕事を辞めて本格的に楽曲制作に専念し、2016年に発表したシングル「Mr. Clean」はSpotifyで2億ストリーミングを記録、翌年にはシングル「1 Thot 2 Thot Red Thot Blue Thot」(2017)が1億7000万回のストリーミングを記録して一躍注目を集めました。
2019年には「1 Thot 2 Thot Red Thot Blue Thot」を収録したデビューアルバム「Sensational」をリリースし、2020年には、Ski Mask the Slump God、Young Dolph、Chief Keefがゲスト参加したセカンドアルバム「Gasanova」(2020)を発表しています。
そんな彼が、2022年にシングル「Betty (Get Money)」をドロップ。
ここでは、この曲の元ネタについて解説します。
Yung Gravy – Betty (Get Money) (2022)
楽曲情報
Yung Gravy (ヤング・グレイビー)
出身地 :ミネソタ州ロチェスター
生年月日:1996年3月19日
ジャンル:Hip Hop
レーベル
Republic Records
プロデューサー
Nick Seeley
Dillon Francis
dwilly
元ネタ・サンプリング
Rick Astley – Never Gonna Give You Up (1987)
“Betty (Get Money)” 元ネタ・サンプリング
Rick Astley – Never Gonna Give You Up (1987)
元ネタになったのは、イギリス出身のシンガーRick Astley (リック・アストリー)の「Never Gonna Give You Up」(1987)です。
この曲は、彼のデビューアルバム「Whenever You Need Somebody」(1987)に収録され、母国のUKチャート1位を獲得。
「Never Gonna Give You Up」は、これまでに100曲以上のUKチャートトップ40ヒットを生み出し、4000万枚の楽曲を売り上げたプロデューサーチームStock Aitken Watermanが作詞、作曲を担当しています。
デビュー曲ながら豪華な顔ぶれが並んだこの曲は、UKチャートで5週連続で1位、世界15ヵ国以上のチャートで首位を獲得。
また、イギリスでは1987年に最も売れたシングルとなり、YouTubeではこれまでに12億回再生され、Rick Astleyのライブコンサートでは最後に演奏される彼の代表曲となりました。
TikTokで注目を集め、自身初の全米チャートにチャートイン!
Yung Gravyの「Betty (Get Money)」は、TikTokで25万本以上の動画に使用されるバイラルヒットとなり、2020年のシングル「Oops!」以来、同プラットフォームで2度目のヒットとなりました。
また、YouTubeで公開されたMVは1200万再生され、全米シングルチャートにキャリア初のチャートインを果たし、本人も冗談交じりにその喜びをInstagramに投稿しています。
現在、大注目の若手ラッパーYung Gravyをこの機会に聴いてみてはいかがでしょうか。
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