1995年に12歳の時に、Cash Money Recordsの最年少メンバーとしてキャリアをスタートさせたLil Wayne (リル・ウェイン)。
90年代にラップグループHot Boysで人気を集め、1999年にソロデビューアルバム「Tha Block Is Hot」をリリース。
その後2枚のアルバムをリリースした後、2004年にMannie Freshがアルバムの大半をプロデュースした4枚目のアルバム「Tha Carter」をドロップ。
「Tha Carter」シリーズは2018年の「Tha Carter V」まで続いており、2008年の「Tha Carter III」は、発売初週に100万枚のセールスを記録し、グラミー賞「最優秀ラップアルバム賞」を受賞するなど、Lil Wayneを語る上で外せないアルバムとなっています。
今回は、このアルバムから「Go DJ」(2004)をピックアップ。
ここでは、この曲の元ネタについて解説します。
Lil Wayne – Go DJ (2004)
楽曲情報
Lil Wayne (リル・ウェイン)
出身地 :ルイジアナ州ニューオリンズ
生年月日:1982年9月27日
ジャンル:Hip Hop
レーベル
Universal Records
Universal Music Group
Republic Records
Motown Records
Cash Money Records
プロデューサー
Mannie Fresh
元ネタ・サンプリング
U.N.L.V. – Don’t U Be Greedy (1996)
“Go DJ” 元ネタ・サンプリング
U.N.L.V. – Don’t U Be Greedy (1996)
元ネタになったのは、ルイジアナ州ニューオリンズで結成したラップグループU.N.L.V.の「Don’t U Be Greedy」(1996)です。
彼らはHot Boyz、Juvenile、Lil Wayneなどのラッパーで全米中で知られているレーベルCash Money Recordsと最初に契約を交わしたグループとして知られています。
契約後、1993年にデビューアルバム「6th and Baronne」を地元限定でリリースし、U.N.L.V.とCash Moneyは同時にニューオーリンズで成功を収め、後にこのレーベルの数々の成功への道を開くこととなります。
今作は、そんな彼らの1996年に発表したアルバム「Uptown 4 Life」に収録され、グループ唯一の全米チャート入りを果たした作品になりました。
またアルバムには、彼らと同じくニューオーリンズ出身で、No Limit Recordsに所属していたラッパーMystikalへのディスソング「Drag ’Em “N” Tha River」が収録されています。
U.N.L.V – Drag ´Em “N” Tha River (1996)
終わりに
「Go DJ」は全米ラップチャート3位を記録し、2008年にシングル「Lollipop」が1位を獲得するまで、Lil Wayneにとって最もヒットしたシングルになりました。
この機会に元ネタと併せて聴いてみてはいかがでしょうか。
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