2 Chainz (トゥー・チェインズ)
出身地 :ジョージア州カレッジパーク
生年月日:1977年9月12日
ジャンル:Hip Hop
Lil Wayne (リル・ウェイン)
出身地 :ルイジアナ州ニューオリンズ
生年月日:1982年9月27日
ジャンル:Hip Hop
レーベル
Def Jam Recordings
Gamebread
プロデューサー
Playa Pizzle
元ネタ・サンプリング
Guy – Piece of My Love (1988)
2 Chainz feat. Lil Wayne – Money Maker (2020)
元ネタ・サンプリング
2 Chainz (トゥー・チェインズ)がLil Wayne (リル・ウェイン)を客演に招いたこの曲は、Guyの「Piece of My Love」をサンプリングしています。元ネタはこちら。
Guy – Piece of My Love (1988)
Teddy Riley、Aaron Hall、Timmy Gatlingによって結成され、弟のDamion Hallが兄の後任となって活動していたGuyの1988年作。この作品は彼らのデビューアルバム「Guy」に収録されていますが、制作当時はメンバーがスタジオを借りる資金不足で、楽曲の大半がTeddy Rileyの母親の家でレコーディングされたと言われています。そんな自主制作に近い形でリリースされた今作は、R&B/Hip Hopアルバムチャート1位にランクインし、1989年の年間R&B/Hip Hopチャートでも1位に輝きました。また評論家からは「80年代後半にリリースされた最も影響力のある作品のひとつ」と言われるほど好評でした。
また「Piece of My Love」はサンプリングソースとしても有名で、2Pacの「Run Tha Streetz」やBig Seanの「Play No Games」で使われるなど、現代のブラックミュージックにも大きく影響している名曲です。
2Pac – Run Tha Streetz (1996)
Big Sean feat. Chris Brown & Ty Dolla $ign – Play No Games (2015)
Money Maker
大ネタを使用した2 Chainzのこの曲は、彼の6枚目のアルバム「So Help Me God!」からリードシングルとしてリリースされました。この作品は全15曲収録され、Kanye West、Lil Uzi Vert、Chief Keef、Kevin Gatesなどが客演として参加。アルバムは全米チャート15位にランクインし、ファンキーな雰囲気が漂う「Can’t Go For That」や、2 Chainz自身が犬になる気色悪い(?)「Grey Area」のMVも公開されています。
2 Chainz feat. Ty Dolla $ign, Lil Duval – Can’t Go For That (2020)
2 Chainz – Grey Area (2020)
アルバムは大ヒットにはなりませんでしたが、サンプリングされた楽曲も多く、様々な彼の一面が見られる作品に仕上がっています。またそのサンプリングの許諾をクリアすることが足かせとなって、リリースが後ろ倒しになったと2 Chainzは語っています。南部の重鎮のアルバムと元ネタを併せてこの機会に聞いてみてはいかがでしょうか。
記事で紹介した楽曲についてのダウンロードリンクはこちらになります。お気に入りの1曲があれば購入して頂けると嬉しいです。
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