元ネタ・サンプリング Cam’ron feat. DJ Kay Slay, Freekey Zekey, Juelz Santana & Toya – Hey Ma (2002) ライオネル・リッチーが在籍していたグループをサンプリング!

2000年代
2000年代C
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Cam’ron (キャムロン)は、幼馴染のMaseを通じてThe Notorious B.I.G.と出会い、ビギーからEpic Records傘下のレーベルUntertainmentを紹介されて、レーベル契約を交わします。

同レーベルからリリースしたデビューアルバム「Confessions of Fire」(1998)は全米チャート6位を記録し、2000年にはセカンドアルバム「S.D.E.」をリリース。

その後、Untertainmentを離れ、2001年にRoc-A-Fella Recordsと契約を結び、その翌年に3枚目のアルバム「Come Home with Me」(2002)をドロップ。

このアルバムは全米チャート2位を記録し、Juelz Santana (ジュエルズ・サンタナ)をフィーチャーした収録曲「Oh Boy」はR&B/Hip Hopチャートで5週連続1位となり、Cam’ronのキャリア最大のヒット曲となりました。

また、このヒットにより彼のラップグループThe Diplomatsが、Roc-A-Fella Recordsと契約する足掛かりとなりました。

今回は、Cam’ronのこのアルバムからセカンドシングルでもある「Hey Ma」(2002)をピックアップ。

ここでは、この曲の元ネタについて解説します。

Cam’ron feat. DJ Kay Slay, Freekey Zekey, Juelz Santana & Toya – Hey Ma (2002)

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楽曲情報

Cam’ron (キャムロン)
出身地 :ニューヨーク、ハーレム
生年月日:1976年2月4日
ジャンル:Hip Hop
所属  :The Diplomats

DJ Kay Slay (DJケイ・スレイ)
出身地 :ニューヨーク
生年月日:1966年8月14日
没年月日:2022年4月17日 (55歳)
ジャンル:Hip Hop

Juelz Santana (ジュエルズ・サンタナ)
出身地 :ニューヨーク、ハーレム
生年月日:1982年2月18日
ジャンル:Hip Hop
所属  :The Diplomats

Freekey Zekey (フリーキー・ジーキー)
出身地 :ニューヨーク、ハーレム
生年月日:1975年10月13日
ジャンル:Hip Hop
所属  :The Diplomats

レーベル
Roc-A-Fella Records
Def Jam Recordings

プロデューサー
D/R Period
Mafia Boy

元ネタ・サンプリング
Commodores – Easy (1977)

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“Hey Ma” 元ネタ・サンプリング

Commodores – Easy (1977)

元ネタになったのは、ファンク、ソウルグループCommodores (コモドアーズ)「Easy」(1977)です。

彼らは、デビューアルバムでアルバムタイトル曲の「Machine Gun」(1974)で注目を集め、アメリカのスポーツイベントの定番曲となり、映画「Boogie Nights」「Looking for Mr. Goodbar」などでも使用されています。

Commodores – Machine Gun (1974)

「Easy」は彼らの5枚目のアルバム「Commodores」(1977)に収録され、アルバムはR&B/Soulチャート8週連続で首位を獲得。

この曲は、グループのメンバーであるLionel Richieが書き下ろしており、ソウルシングルチャート1位、全米チャートで4位となり、Lionel Richieが後にソロキャリアで成功する足掛かりとなりました。

また、ロックバンドFaith No Moreは、1992年にこの曲のカバーを発表し、UKシングルチャート3位を記録、彼らにとってイギリスで最もヒット曲となりました。

このカバーについて聞かれたLionel Richieは「実はこの曲についてはとても光栄に思っているんだ、大好きなんだ!」と彼自身も気に入っているようです。

Faith No More – Easy (1992)

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Dipsetの映画のオファーを受けるも出演を断る

アルバム「Come Home with Me」のリリースから20年後の2022年、Cam’ronは故郷のハーレムで記念ライブを開催し、自身のグループDipsetの映画制作のオファーがあったことを明かしています。

俺は自分のお金で、自分のやり方で撮影するよ。
彼らは「Dipsetの映画で何パーセントかをやるぞ」とやってくる。
「よし、何パーセントだ」と言うと、彼らは「10~15パーセントやるぞ」と言うんだ。
どうして俺の話なのに10パーセントなんだ?
あのクソみたいな話は、俺には時々意味がわからなくなる。
でも、彼らはそんな風に話すヤツらに慣れていないみたいだ。

これまでに十数本の映画やTVドラマに出演してきたCam’ronですが、自身で立ち上げたDipsetは、自分で資金を調達し、自分のやり方で撮影を行いたいと考えているようです。

この機会に、元ネタと併せて聴いてみてはいかがでしょうか。

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