Musiq Soulchild (ミュージック・ソウルチャイルド)は、1999年にDef Soul Recordsと契約し、翌年にシングル「Just Friends (Sunny)」をリリースし、R&B/Hip Hopチャート6位とヒット。
その後もコンスタントに作品をリリースし、3枚目のアルバム「Soulstar」(2003)を発表後、4年間の活動休止を経てAtlantic Recordsに移籍。
2011年に6枚目のアルバム「MusiqInTheMagiq」をリリースし、R&B/Hip Hopチャート3位とヒット。
今回は、このアルバムからリードシングルの「Anything」をピックアップ。
アルバムに唯一ゲスト参加したSwizz Beatz (スウィズ・ビーツ)が煽り、Musiq Soulchildの歌声とダンサブルなビートに自然と体が動いてしまいそうな1曲になりました。
ここでは、この曲の元ネタについて解説します。
Musiq Soulchild feat. Swizz Beatz – Anything (2011)
楽曲情報
Musiq Soulchild (ミュージック・ソウルチャイルド)
出身地 :ペンシルベニア州フィラデルフィア
生年月日:1977年9月16日
ジャンル:R&B
Swizz Beatz (スウィズ・ビーツ)
出身地 :ニューヨーク
生年月日:1978年9月13日
ジャンル:Hip Hop
レーベル
Atlantic Records
プロデューサー
Arden Altino
Jerry Duplessis
元ネタ・サンプリング
Central Line – Walking Into Sunshine (1981)
“Anything” 元ネタ・サンプリング
Central Line – Walking Into Sunshine (1981)
元ネタになったのは、イギリス、ロンドンで結成したソウルバンドCentral Lineの「Walking Into Sunshine」(1981)です。
シングルとしてリリースされたこの曲は、クラブヒットとなり全米ダンスチャート5位にランクイン。
彼らの代表曲になりましたが、その後はヒット曲に恵まれず、1984年にグループは解散しています。
また「Walking Into Sunshine」は、LL Cool JやBusta Rhymesもネタ使いしており、サンプリングソースとしても知られています。
LL Cool J – Jingling Baby (1989)
Busta Rhymes – Show Me What You Got (2000)
終わりに
Musiq Soulchildは、前述したアルバム「MusiqInTheMagiq」を最後にAtlantic Recordsを脱退。
その後、Kanye Westを初期の頃からプロデュースしてきたWarryn CampbellのレーベルMy Blockに移籍し、自身初のインディペンデントでのアルバム「Life on Earth」(2016)をリリースしています。
この機会に改めて彼の作品を改めて聴いてみてはいかがでしょうか。
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