2012年にKanye West率いるレーベル “G.O.O.D. Music” に所属し、これまでに2枚のアルバムをリリースしているTeyana Taylor (テヤナ・テイラー)。
そんな彼女が3枚目のアルバム「The Album」(2020)をドロップ。
前作の「K.T.S.E.」(2018)では8曲とコンパクトな作品でしたが今作では全23曲収録し、Lauryn Hillが参加した「We Got Love」を含めた5枚のシングルをリリース。
この中から今回は「Friends」をピックアップして解説していきます。
楽曲情報
Teyana Taylor (テヤナ・テイラー)
出身地 :ニューヨーク、ハーレム
生年月日:1990年12月10日
ジャンル:R&B, Hip Hop
レーベル
Def Jam Recordings
G.O.O.D. Music
プロデューサー
NOVA WAV
元ネタ・サンプリング
Musiq Soulchild – Just Friends (Sunny) (2000)
Pat Martino – Sunny (1974)
Teyana Taylor – Friends (2020)
元ネタ・サンプリング 1
Musiq Soulchild – Just Friends (Sunny) (2000)
元ネタとなったのはペンシルベニア州フィラデルフィア出身のシンガーMusiq Soulchildの「Just Friends (Sunny)」(2000)です。
彼のデビューアルバム「Aijuswanaseing」(2000)からリードシングルとしてリリースし、R&B/Hip Hopシングルチャート6位にランクイン。
また2000年にEddie Murphyが主役を務めたコメディ映画「Nutty Professor II」のサントラにJay-Z、Janet Jacksonなどと共に収録しています。
元ネタ・サンプリング 2
Pat Martino – Sunny (1974)
Musiq Soulchildの「Just Friends (Sunny)」(2000)をさらに深堀りすると、この曲はJazzギタリストであるPat Martinoの「Sunny」(1974)をサンプリングしています。
この曲は彼の1972年に録音したライブアルバム「Pat Martino/Live!」(1974)に収録。
3曲のみの収録となっており、コンパクトな作品と思われますが1曲が10分以上の長い楽曲になっている為に、アルバムは40分弱の音源が収録されています。
終わりに
固いドラム音を使用することで、現代風のテイストを持ちながらTeyana Taylorの歌声がマッチした1曲になりました。
またこの作品をリリース後に、引退宣言をしたことでも非常に注目が集まりました。
そちらの内容については記事にしていますので、見て頂けたら嬉しいです。
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