2023年4月、NLE Choppa (NLE・チョッパー)は、Lil Wayne、Rick Ross、Fivio Foreignなどがゲスト参加した、彼自身2枚目のアルバム「Cottonwood 2」をリリースしました。
その3日後、彼はFridayyやSexyy Redといった若手アーティストとのコラボレーションによるデラックスエディションを発表しました。このデラックスエディションには、元々のアルバムに9曲追加して、合計31曲が収録されています。
同年5月には、Kodak Black、Muni Longらと共に映画「ワイルド・スピード/ファイヤーブースト」のサントラに抜擢され、コラボシングル「Angel Pt. 1」のリリースで話題を集めました。
そして2023年7月、NLE Choppaはシングル「It’s Getting Hot」をリリースしました。
ここでは、この曲の元ネタについて解説します。
NLE Choppa – It’s Getting Hot (2023)
“It’s Getting Hot” 楽曲情報
リリース日
2023年7月27日
レーベル
No Love Entertainment
Warner Records
プロデューサー
Superstar O
Project X
Draco
元ネタ・サンプリング
Nelly – Hot in Herre (2002)
“It’s Getting Hot” 元ネタ・サンプリング情報
Nelly – Hot in Herre (2002)
元ネタになったのは、ミズーリ州セントルイス出身のラッパーNelly (ネリー)の「Hot in Herre」 (2002)です。
この曲は、彼のセカンドアルバム「Nellyville」(2002)に収録されており、このアルバムは全米チャートで1位を獲得するとともに、2002年の年間アルバムチャートで3位の記録を達成するなど、当時の音楽シーンを代表する作品となりました。
「Hot in Herre」はアルバムからのファーストシングルとして発表され、ヒットメーカーデュオであるThe Neptunesがプロデュースを手がけています。この曲はNellyにとって初めての全米シングルチャートでの首位獲得曲となりました。
さらに、この曲は2002年の年間シングルチャートでも3位を獲得し、その成功によってNellyのキャリアは飛躍的な躍進を果たし、グラミー賞でも「最優秀男性ラップ・ソロ・パフォーマンス賞」を受賞するなど、その才能と音楽性を称えられることとなりました。
NLE ChoppaがNellyへ想いを明かす
Nellyのヒットソングを大胆にサンプリングし、その曲のオマージュを受けたMVを公開したNLE Choppaは、Instagram上でNellyとヒップホップ50周年へのトリビュートとしての意義を明らかにしました。
「It's Getting Hot」は曲だけでなく、Nellyとヒップホップ50年へのトリビュートでもあるんだ。 Nellyがヒップホップに与えた影響は十分に語られていないし、特にSOUTHに与えた影響は大きいと感じている! 21年後、この曲は偉大になり、神様は彼への感謝を示すためにこのアイディアで俺に送ってくれたんだ。 それは俺にとって単なる曲以上のものであり、アイコンである彼自身Nellyにとっての象徴的な瞬間なんだ! これを受け取ってくれてありがとう🤲🏼💜
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