1994年からラッパーShady Montage名義で活動し、Hollywood Recordsと契約したShade Sheist (シェイド・シャイスト)。
1999年までレーベルに在籍することで、2Pacの「So Many Tears」のMVに出演した他、The Notorious B.I.G.とレーベルメイトになり、レコーディングを行ったこともあるとか。
その後ロサンゼルスのHip Hopラジオ局 “Power 106” でシニアディレクターを務めていたDamizzaと出会うことで、Shade Sheistとしてのデビュー曲「Where I Wanna Be」をリリース。
リリース後Hot Rap Songsチャート2位、UK R&Bチャートでも2位にランクインし、その後も作品を発表しているShade Sheistですが、現在までに最もヒットしたナンバーとなっています。
今回はこの曲をピックアップして元ネタを解説します。
Shade Sheist feat. Kurupt & Nate Dogg – Where I Wanna Be (2000)
楽曲情報
Shade Sheist (シェイド・シャイスト)
出身 :カリフォルニア州イングルウッド
生年月日:1982年10月22日
ジャンル:Hip Hop
Kurupt (クラプト)
出身地 :ペンシルベニア州フィラデルフィア
生年月日:1972年11月23日
ジャンル:Hip Hop
Nate Dogg (ネイト・ドッグ)
出身地 :カリフォルニア州ロングビーチ
生年月日:1969年8月19日
ジャンル:R&B, Hip Hop
所属 :213
没年月日:2011年3月15日 (41歳)
レーベル
Sire Records
London Recordings
プロデューサー
Kay Gee
Damizza
元ネタ・サンプリング
Toto – Waiting For Your Love (1982)
“Where I Wanna Be” 元ネタ・サンプリング
Toto – Waiting For Your Love (1982)
元ネタとなったのはロサンゼルスで結成したバンドTotoの「Waiting For Your Love」(1982)です。
この曲は彼らの4枚目のアルバム「Toto IV」(1982)に収録し、アルバムは世界各国のチャートで上位にランクイン。
アルバムから3枚目のシングル「Afrca」は彼らのキャリア初となる全米チャート1位に輝くことで、アルバムは日本のオリコンチャートでも3位に入るなどヒットとなりました。
また翌年開催となったグラミー賞では「Album of the Year」を含めた6部門を受賞となり、この年を代表する1枚にもなりました。
Totoはこれまでに120曲以上カバー、160曲以上の曲でサンプリングされることで現代の音楽に非常に大きな影響をもたらしているバンドとなっています。
Toto – Africa (1982)
終わりに
大ネタをサンプリングしKurupt (クラプト)、Nate Dogg (ネイト・ドッグ)がゲスト参加することで、Shade Sheistの代表曲になりました。
この機会に元ネタと併せて、懐かしのナンバーを聴き直してみてはいかがでしょうか。
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