元ネタ・サンプリング Dr. Dre feat. Six2, Hitman, Kurupt & Nate Dogg- Xxplosive (1999) リリースの裏ではSuge Knightの姿?!

1990年代
1990年代D
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ソロデビューアルバム「The Chronic」(1992)が、300万枚のセールスを記録し、全米チャート3位、年間アルバムチャートでは6位にに輝いたDr. Dre

ギャングスタラップとG-Funkのカルチャーを全米中に広げ、90年代の最も影響力のあるアルバムの一つとして高く評価された作品となりました。

そんな彼がセカンドアルバム「2001」(1999)をリリース。

前作同様に犯罪、薬物、バイオレンスなどの過激なリリックが詰め込まれた作品に仕上がり、評論家からは賛否別れる作品となりました。

今回はその作品から「Xxplosive」をピックアップ。シングル化されなかったものの、今なお人気のある1曲ですね。

アルバムと元ネタを併せて解説していきます。

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楽曲情報

Dr. Dre
出身地 :カリフォルニア州コンプトン
生年月日:1965年2月18日
ジャンル:Hip Hop

Nate Dogg
出身地 :カリフォルニア州ロングビーチ
生年月日:1969年8月19日
ジャンル:R&B, Hip Hop
没年月日:2011年3月15日

Kurupt
出身地 :ペンシルベニア州フィラデルフィア
生年月日:1972年11月23日
ジャンル:Hip Hop

レーベル
Aftermath Entertainment
Interscope Records

プロデューサー
Dr. Dre
Mel-Man

元ネタ・サンプリング
Soul Mann & The Brothers – Bumpy’s Lament (1971)

Dr. Dre feat. Six2, Hitman, Kurupt & Nate Dogg- Xxplosive (1999)

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元ネタ・サンプリング

元ネタとなったのは、哀愁を感じさせるSoul Mann & The Brothers「Bumpy’s Lament 」(1971)です。

Soul Mann & The Brothers – Bumpy’s Lament (1971)

「Xxplosive」でサンプリングされる前に、フィメールラッパーLil Kim「Drugs」(1996)で使用されています。

Lil Kim – Drugs (1996)

他にもErykah Badu「Bag Lady」(2000)でも使用されており、全米チャート6位とヒットソングになりました。

Erykah Badu – Bag Lady (2000)

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アルバム “2001“

Dr. Dreはファーストアルバム「The Chronic」の続編として当初「Chronic 2000」というタイトルでリリース予定でした。

しかし同タイミングでDeath Row RecordsのCEOのSuge Knight “Priority Records” が、レーベルのコンピレーションアルバムを「Chronic 2000」というタイトルでリリースが決定。

Death Row「The Chronic」の商標を所有しており、Suge Knightはこの件を知りながらあえて同タイトルをぶつけてきたようです。

Dr. Dreは法的措置を求めましたが、彼らのレーベルコンピ「Chronic 2000」はリリース。そのためDr. Dreはアルバム名を「Chronic 2001」に変更することを発表。

しかしPriority Records“Chronic” の商標が何らかの形で使用された場合、Dr. Dreを訴えると脅迫。

最終的にアルバムタイトルを「2001」としてリリースすることになりました。

ようやくリリースに至ったアルバムは発売初週に51万枚を売り上げ、全米チャート2位にランクイン。

また2015年までにアルバムの総売り上げ数は780万枚以上のセールスを記録。

シングルは「Still D.R.E.」「Forgot About Dre」「The Next Episode」など、どれも現代のHip Hopに多大な影響を残している名曲ですね。

Dr. Dre ft. Snoop Dogg – Still D.R.E. (1999)

Eminem, Dr. Dre – Forgot About Dre (1999)

Dr. Dre feat. Snoop Dogg, Kurupt, Nate Dogg – The Next Episode (1999)

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終わりに

アルバムリリースまでの道のりが意外だったDr. Dreの今作。

1999年に発表されるものの「2001」というタイトルは、Dr. Dreだから・・・と個人的にあまり疑問に思っていませんでした 笑

しかしその裏では、悪名高いSuge KnightDeath Rowが動き回っていたのは衝撃でしたね。

リリースから20年以上経ちますが、色褪せなることのない彼の名曲たちをこの機会に聞いてみてはいかがでしょうか。

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