Will Smith (ウィル・スミス)は、プロデューサー兼DJのDJ Jazzy Jeffと “DJ Jazzy Jeff & the Fresh Prince” でラッパーのキャリアをスタートさせました。
数々のヒット曲を放ってきた中でも、1991年のシングル「Summertime」は、R&B/Hip Hopチャート1位を獲得し、グラミー賞「最優秀ラップ・パフォーマンス賞」を受賞。
DJ Jazzy Jeff & the Fresh Princeの代名詞とも言える1曲となりました。
デュオとして活躍してきたWill Smithが、1997年にソロデビューアルバム「Big Willie Style」をリリース。
今回は、この中からリードシングルの「Men in Black」をピックアップ。
この曲は、彼が主役を演じた映画「メン・イン・ブラック」のサントラにも収録され、世界各国のチャートで1位を獲得。
グラミー賞では「最優秀ラップ・ソロ・パフォーマンス賞」を受賞し、映画はその年の興行成績第3位を記録するなど、世界各国にその名が知れ渡ることになりました。
ここでは、この曲の元ネタについて解説します。
Will Smith – Men in Black (1997)
楽曲情報
Will Smith (ウィル・スミス)
出身地 :ペンシルベニア州フィラデルフィア
生年月日:1968年9月25日
ジャンル:Hip Hop
レーベル
Columbia Records
プロデューサー
Trackmasters
元ネタ・サンプリング
Patrice Rushen – Forget Me Nots (1982)
“Men in Black” 元ネタ・サンプリング
Patrice Rushen – Forget Me Nots (1982)
元ネタになったのは、カリフォルニア州ロサンゼルス出身のシンガーPatrice Rushen (パトリース・ラッシェン)の「Forget Me Nots」(1982)です。
この曲は、彼女の7枚目のアルバム「Straight from the Heart」(1982)に収録され、シングルはR&Bチャート5位にランクイン。
これまでR&Bやダンスチャートにランクインした曲は多くありましたが、ポップチャートに唯一ランクインした曲になりました。
このヒットによりPatrice Rushenは、グラミー賞「最優秀女性R&Bボーカル・パフォーマンス賞」に初めてノミネートされ、彼女の代表曲の1つになりました。
またTikTokで再び人気を巻き起こし、同プラットフォームでは27万本以上に動画の音源に使用され、リリースから約40年以上経った今でもバイラルヒットしています。
終わりに
大ネタをサンプリングした「Men in Black」は、R&BグループSWVのメンバーCokoがコーラスに参加しており、爽快感のある曲に仕上がっています。
この機会に、再び注目されている元ネタと併せて聴いてみてはいかがでしょうか。
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