2018年にEminemのシングル「My Name Is」のリミックスで人気を集め、2019年にリリースされたデビューアルバム「The Lost Boy」がグラミー賞の「ベストラップアルバム」部門とシングル「Bad Idea」の「ベストラップソング」の2部門でノミネートされたCordae (コーデー)。
その間に、プロテニス選手大坂なおみとの交際が明らかになり、2022年にはEminem、Roddy Ricch、Lil Wayne、Gunna、Stevie Wonderらがゲスト参加したセカンドアルバム「From a Birds Eye View」をリリースしています。
アルバム「From a Birds Eye View」についての記事はこちら。
そんな彼が、Bruno MarsとのSilk Sonikとしても活躍しているAnderson .Paak (アンダーソン・パーク)をフィーチャーし、J. Coleがプロデュースしたシングル「Two Tens」(2023)をドロップ。
ここでは、この曲の元ネタについて解説します。
Cordae feat. Anderson .Paak – Two Tens (2023)
“Two Tens” 楽曲情報
リリース日
2023年1月25日
レーベル
Atlantic Records
プロデューサー
J. Cole
Dem Jointz
元ネタ・サンプリング
Gerald Wilson Orchestra of the 80’s – Calafia (1985)
“Two Tens” 元ネタ・サンプリング情報
Gerald Wilson Orchestra of the 80’s – Calafia (1985)
元ネタになったのは、ミシシッピ州シェルビー出身のジャズトランペッターGerald Wilson (ジェラルド・ウィルソン)の「Calafia」(1985)です。
彼は、1940年代半ばに20人編成のオーケストラを結成して成功を収め、1960年代にロサンゼルスに拠点を移し、所属していたPacific Jazz Recordsで10本以上のアルバムをリリースしました。
1980年代には、オーケストラOrchestra of the 80’sを結成し、1985年にこの曲が収録されたアルバム「Calafia」をリリース。
グラミー賞では8度のノミネート、4度の受賞した彼は、96歳の誕生日の4日後の2014年9月8日、肺炎の発作で入院した後、短い闘病生活の末、カリフォルニア州ロサンゼルスの自宅でこの世を去りました。
おわりに
この曲でCordaeとAnderson .Paakは、冒頭でも紹介したデビューアルバム「The Lost Boy」(2019)の「RNP」以来の共演を果たしました。
そんなCordaeは2023年1月、2019年から交際している大坂なおみとの子供を妊娠したことを発表し、日本のメディアにも大きく報じられ、話題となりました。
彼女はお腹の赤ちゃんの写真と共にTwitterでコメントを発表し、次のように明かしています。
ここ数年は色々な意味で極めて困難でもあり又楽しくもありました。 (省略) 私は将来に向けて沢山楽しみな事があります。 私が楽しみにしていることの一つは、私の子供が私の試合を見て「あれは私のお母さんよ」と言うことです。
今後も、彼ら2人の活動に注目したいですね。
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