元ネタ・サンプリング De La Soul – Me Myself and I (1989) メンバーが54歳の若さで死去

1980年代
1980年代D
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PosdnuosMaseoTrugoyの3人は高校時代にラップグループDe La Soul (デ・ラ・ソウル)を結成し、デモテープ「Plug Tunin’」がプロデューサーPrince Paulの目に留まり、1989年にデビューアルバム「3 Feet High and Rising」をリリース。

このアルバムはR&B/Hip Hopチャート1位を獲得し、1998年にはThe Sourceの「100 Best Rap Albums」の選ばれるなど、ヒップホップの歴史に残る名盤となりました。

今回はこのアルバムから、5枚目のシングルでグループにとって唯一の全米R&Bチャート1位を獲得した「Me Myself and I」(1989)をピックアップ。

ここでは、この曲の元ネタについて解説します。

De La Soul – Me Myself and I (1989)

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“Me Myself and I” 楽曲情報

リリース日
1989年3月3日

レーベル
Tommy Boy Records

プロデューサー
Prince Paul

元ネタ・サンプリング
Funkadelic – (Not Just) Knee Deep (1979)

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“Me Myself and I” 元ネタ・サンプリング情報

Funkadelic – (Not Just) Knee Deep (1979)

元ネタになったのは、ニュージャージー州プレインフィールドで結成されたファンクバンドFunkadelic (ファンカデリック)「(Not Just) Knee Deep」(1979)です。

この曲は、彼らの11枚目のアルバム「Uncle Jam Wants You」(1979)に収録されており、アルバムはR&B/ヒップホップアルバムチャートで2位を記録し、彼らのアルバムとしては2枚目のゴールド認定を受けています。

また、George Clintonがプロデュースしたこの曲は、ブラックシングルチャート1位を獲得し、後にファンクの名曲として広く知られ、これまでに190曲以上でサンプリングされています。

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De La SoulのメンバーTrugoyが死去

De La SoulのメンバーであるTrugoyが、2023年2月12日に54歳の若さでこの世を去りました。

死因は明らかにされていませんが、晩年はうっ血性心不全と診断され、心臓の突然死の危険性がある患者が使用する着用型の除細動器を着用して生活を送っていたようです。

また、2017年にアルバム「And the Anonymous Nobody…」に収録された「Royalty Capes」のビデオの特別シーンで初めて自身の健康問題を公にし、ビデオの冒頭でTrugoyは、自分の心臓疾患がグループのパフォーマンスやツアーにに常に影響与えていることを明らかにしています。

(除細動器)が俺に衝撃を与え、うまくいけばマトリックスから俺を取り戻すことができるだろう。
ステージに戻る準備はできているんだ。懐かしいよ。
旅が好きだし、仲間たちと一緒にいるのが好きなんだ。
だから俺は取り戻したいんだ。

2023年2月5日、De La Soulは第65回グラミー賞のヒップホップ50周年記念特別公演に参加し、1988年の楽曲「Buddy」を披露しましたが、Trugoyの姿はなく、この頃から体調が悪かったことが伺えます。

この機会に、彼らの作品に触れてみてはいかがでしょうか。

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