ゴスペルグループLittle Cedric & the Hailey SingersのメンバーだったK-Ci & JoJo (ケイシー&ジョジョ)は、このグループで3枚のアルバムをリリースし、1989年にR&BグループJodeciを結成。
Jodeciでは、シングル「Come and Talk to Me」(1991)がR&B/Hip Hopチャート1位を獲得して人気を集め、1995年K-Ci & JoJoは2Pacのシングル「How Do U Want It」で客演に抜擢されて全米チャート1位を獲得。
一躍彼らの名が全米中に広まり、1997年に発表した待望のデビューアルバム「Love Always」は、R&B/Hip Hopアルバムチャートで2位を記録するヒットとなりました。
今回は、このアルバムからシングルカットされ、全米チャート1位を獲得した「All My Life」(1997)をピックアップ。
ここでは、この曲の元ネタについて解説します。
K-Ci & JoJo – All My Life (1997)
楽曲情報
K-Ci & JoJo (ケイシー&ジョジョ)
結成 :1996年
ジャンル:R&B
メンバー:K-Ci Hailey, JoJo Hailey
レーベル
MCA Records
プロデューサー
K-Ci & JoJo
元ネタ・サンプリング
Paul Anka – Hold Me ‘Til the Mornin’ Comes (1983)
“All My Life” 元ネタ・サンプリング
Paul Anka – Hold Me ‘Til the Mornin’ Comes (1983)
元ネタになったのは、カナダ出身のシンガーPaul Anka (ポール・アンカ)の「Hold Me ‘Til the Mornin’ Comes」(1983)です。
この曲は、1983年に発表したアルバム「Walk a Fine Line」に収録し、Whitney HoustonやMichael Jacksonを手掛けたDavid FosterとのLP「A Body of Work」(1998)にも収録され、David Fosterはこの曲の作詞も担当しています。
名プロデューサーによるこの曲は、全米シングルチャートでトップ40入りを果たし、彼のどの曲よりも長い4ヶ月間チャートインしています。
バッドボーイのイメージを払拭したかった?!
K-Ci & JoJoはこのアルバムについて『誰もが聴けるようなアルバムを作りたかった』と語り、Jodeciでのイメージを払拭したかったと明かしています。
クリスチャンの母親を含め、誰もがみんなが聴けるアルバムを作りたかったんだ。 俺たちには "バッドボーイ" というイメージがあったから、それを払拭するためにね。 Jodeciでは『Freek'n You』を歌うかもしれないけど、K-Ci & JoJoでは『Sex』という言葉は使っていないよ。
この機会に、彼らの代表曲のひとつであるこの曲を、元ネタと併せて聴いてみてはいかがでしょうか。
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