元ネタ・サンプリング Dreamville & Ari Lennox – Coming Down (2022) ドリームヴィルの紅一点がアリシア・キーズをサンプリング?!

2020年代
2020年代D
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2007年にJ. Coleが設立したDreamville Recordsは、アルバム「Revenge of the Dreamers」シリーズから「Revenge of the Dreamers III」(2019)が全米チャート1位で獲得。

グラミー賞「最優秀ラップアルバム」にノミネートされ、収録曲の「Middle Child」「Down Bad」も「最優秀ラップパフォーマンス」にノミネートされました。

そんな彼らが、2022年にミックステープ「D-Day: A Gangsta Grillz Mixtape」(2022)をドロップ。

タイトルにもあるように、2021年にTyler, The Creatorのアルバムにも参加していたDJ Dramaが今作でもホストを務め、DJ Dramaの代名詞とも言える「Gangsta Grillz」シリーズとしてリリースとなりました。

今回はこのミックステープから、Dreamville (ドリームヴィル)の紅一点Ari Lennox (アリ・レノックス)が参加した「Coming Down」(2022)をピックアップ。

Ari Lennoxのその他の記事はこちら。

ここでは、この曲の元ネタについて解説します。

Dreamville & Ari Lennox – Coming Down (2022)

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楽曲情報

Dreamville (ドリームヴィル)
設立  :2007年
創設者 :J. Cole, Ibrahim Hamad
ジャンル:Hip Hop

Ari Lennox (アリ・レノックス)
出身地 :ワシントンD.C.
生年月日:1991年3月26日
ジャンル:R&B, Soul

レーベル
Dreamville Records
Interscope Records

プロデューサー
WU10
J. Cole
DZL

元ネタ・サンプリング
Alicia Keys – Like You’ll Never See Me Again (2007)
Rose Royce – I’m Going Down (1976)

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“Coming Down” 元ネタ・サンプリング ①

Alicia Keys – Like You’ll Never See Me Again (2007)

元ネタになったのは、ニューヨーク出身のシンガーAlicia Keys (アリシア・キーズ)「Like You’ll Never See Me Again」(2007)です。

この曲は、彼女の3枚目のアルバム「As I Am」に収録されており、アルバムは発売初週に74万以上を売り上げて全米チャート1位を獲得。

全世界で500万枚以上のセールスを記録し、その中でも収録曲の「No One」は、アメリカのラジオで最も聴かれた曲となりました。

アルバムからセカンドシングルの「Like You’ll Never See Me Again」は、R&B/Hip Hopチャート1位を獲得。

ラッパーのCommonと、Alicia Keysの母親Terri AugelloがMVにカメオ出演しており、Alicia Keysはこの作品について「心が痛くなる」明かし、「もしあなたの心が私を感じないのなら、あなたは死んでいるのよ!」と語っています。

またこの曲は「すべての瞬間を最後の瞬間として生きることについて」だと説明し「なぜなら、もし『愛している』と言えるのが最後なら、それを忘れなかったということにしてほしいから」と明かしています。

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“Coming Down” 元ネタ・サンプリング ②

Rose Royce – I’m Going Down (1976)

さらに「Coming Down」は、ロサンゼルスを拠点としていたグループRose Royce (ローズ・ロイス)「I’m Going Down」(1976)です。

この曲は、1976年に公開されたコメディ映画「Car Wash」のサントラに収録され、またこのサントラはRose Royceのデビューアルバムにもなりました。

このアルバムはSoul LPsチャートで2位を記録し「I’m Going Down」の他、2曲がビルボードR&Bのトップ10にランクインするヒットとなり、大成功を収めました。

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