Drake率いるレーベルOVO Soundに所属し、これまでに3枚のアルバムを発表してきたdvsn (ディヴィジョン)。
2020年にリリースしたアルバム「A Muse in Her Feelings」は、デラックスエディションを発表するなど、これまでで最もヒットした作品になりました。
そんな彼らが、世界各国のアーティストの客演業をこなすTy Dolla $ign (タイ・ダラー・サイン)とコラボレーションアルバム「Cheers to the Best Memories」をリリース。
先行シングルの「I Believed It」は故Mac Millerがゲスト参加するなど、話題を集める1曲になりました。
今回はこの中からセカンドシングルにもなった「Memories」をピックアップ。
この曲は、90年代に活躍したR&Bグループを大胆にもイントロからサンプリングしています。
元ネタについて解説します。
dvsn & Ty Dolla $ign – Memories (2021)
楽曲情報
dvsn (ディヴィジョン)
結成 :2015年
ジャンル:R&B
メンバー:Daniel Daley, Nineteen85
Ty Dolla $ign (タイ・ダラー・サイン)
出身地 :カリフォルニア州ロサンゼルス
生年月日:1982年4月13日
ジャンル:R&B, Hip Hop
レーベル
OVO Sound
Warner Records
プロデューサー
40
Nineteen85
元ネタ・サンプリング
Silk – Freak Me (1992)
“Memories” 元ネタ・サンプリング
Silk – Freak Me (1992)
元ネタになったのは、ジョージア州アトランタで結成したR&BグループSilk (シルク)の「Freak Me」(1992)です。
この曲は彼らが前座を務めていたシンガーKeith Sweatがプロデュースし、彼らのデビューアルバム「Lose Control」からセカンドシングルとしてリリース。
全米チャート1位を獲得し、R&Bシングルチャートでは8週に渡って1位に輝くなど、彼らを代表するナンバーとなりました。
またイギリス出身のボーイズバンドAnother Levelが、1998年にこの曲のカバーをリリースし、UKチャート1位を獲得。
イギリスで41万5千枚以上を売り上げ、1990年代のボーイズバンドのシングルとしては17番目に売れた曲にもなりました。
Another Level – Freak Me (1998)
終わりに
イントロからサンプリングするも、彼らのボーカル力が光るナンバーとなった「Memories」。
アルバムからは他にも多数良曲が収録されており、dvsnが大きくブレークする日が近いかもしれませんね。
この機会にアルバムと併せて聞いてみてはいかがでしょうか。
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