Janet Jackson (ジャネット ジャクソン)の3枚目のアルバム「Control」(1986)は、彼女にとって初めて全米チャート1位を獲得し、アルバムタイトルでシングルカットされた「Control」は、全米チャートで65週に渡ってチャートインする最長記録を樹立。
その後リリースした3枚のアルバムも全て全米チャートで1位を獲得し、ビルボード誌は彼女をMariah Careyに次ぐ、この10年間で2番目に成功したアーティストに選ばれています。
そんな彼女が、2001年に7枚目のアルバム「All for You」をリリース。
このアルバムは発売初週に60万枚以上を売り上げ、彼女のキャリアハイとなり、全米チャートで7週連続で1位を獲得しました。
今回はこのアルバムから、タイトル曲の「All for You」(2001)をピックアップ。
ここでは、この曲の元ネタについて解説します。
Janet Jackson – All for You (2001)
楽曲情報
Janet Jackson (ジャネット ジャクソン)
出身地 :インディアナ州ゲーリー
生年月日:1966年5月16日
ジャンル:R&B
レーベル
Virgin Records
プロデューサー
Jimmy Jam & Terry Lewis
Janet Jackson
元ネタ・サンプリング
Change – The Glow of Love (1980)
“All for You” 元ネタ・サンプリング
Change – The Glow of Love (1980)
元ネタになったのは、イタリアで結成したディスコグループChange (チェンジ)の「The Glow of Love」(1980)です。
この曲は、彼らのアルバム「The Glow of Love」(1980)に収録し、全米ブラックアルバムチャート10位を記録。
この曲と「Searching」は、クラブプレイシングルチャートで共に1位を獲得し、当時まだ注目されていなかったLuther Vandrossがリードボーカルを務めています。
彼の歌声はたちまちメインストリームに認められ、その後のソロキャリアでの成功に繋がることになりました。
Change – Searching (1980)
終わりに
アルバム全曲を手掛けたJam & LewisのJimmy Jamは、この曲について次のように明かしています。
ジャネットの歴史において、昔からハッピーな曲、みんなが笑顔になるような曲がよく売れていたんだ。 これはそれを引き継いでいて、80年代のダンスミュージックへのオマージュのようなものだね。
また当時のJanet Jacksonは、2番目の夫であるRene Elizondoと離婚したばかりでしたが、未来への希望がこのアルバムに描かれているとも語っています。
この作品は、私生活ではベストな時期ではないかもしれないけれど、彼女は未来が明るいと感じているんだ。 彼女は音楽と人生に興奮しているよ。 来年はどんな年になるんだろうとワクワクしているし、それが彼女自身と(このアルバムの)トーンになっているんだ。
この機会に、元ネタと併せて聴いてみてはいかがでしょうか。
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