Latto&Ice Spice、新曲「GYATT」で電撃コラボ|噂された確執に終止符を打つ一曲

2020年代
2020年代I
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ヒップホップシーンに激震が走った。長らく“確執”が噂されてきた二人の女王、Latto (ラトー)Ice Spice (アイス・スパイス)が、突如としてタッグを組み、新曲「GYATT」を世に送り出したのだ。2025年9月3日にリリースされたこの一曲は、単なるサマーアンセムではない。ファンやメディアを巻き込んで燃え上がったビーフの物語に、一つの終止符を打つものとして、大きな注目を集めている。

Latto & Ice Spice – Gyatt (2025)

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噂された「代理戦争」の真相

二人の間に流れる不穏な空気は、2023年頃からファンの間で囁かれ始めた。その根底には、ヒップホップ界の二大巨頭、Cardi BとNicki Minajの長年にわたる対立が存在すると見られている。LattoはCardi Bと、Ice SpiceはNicki Minajとそれぞれコラボレーションし、親密な関係を築いていた。この構図から、ファンは彼女たちを、二大女王の「代理戦争」を戦う兵士のように見立てていたのだ。

その憶測に油を注いだのが、他ならぬ彼女たちのリリックだった。LattoがOffsetと組んだ「Fine as Can Be」には、Ice Spiceの出世作「Munch (Feelin’ U)」を揶揄するかのような一節があった。一方、Ice Spiceも「Think U the Shit (Fart)」の中で、LattoとCardi Bのヒット曲「Put It on da Floor Again」に言及したと取れるラインをラップ。これにより、ビーフはもはや避けられないものと思われた。

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突然の「雪解け」が意味するもの

しかし、全ての憶測を吹き飛ばすかのように、二人は手を取り合った。新曲「GYATT」は、これまでの緊張関係が嘘であったかのような、力強いコラボレーションだ。多くのファンは、これを二人の「和解の証」と受け取った。振り返れば、Ice Spiceは2024年7月のRolling Stone誌のインタビューで、Lattoとの確執を明確に否定していた。今回のリリースは、その言葉を裏付ける形となった。

楽曲は、自身の肉体とセクシュアリティへの揺るぎない自信をテーマにした、パワフルなアンセムに仕上がっている。タイトル「Gyatt」は、魅力的な臀部を持つ女性を称賛するスラング。その名の通り、歌詞はどこまでも大胆で挑発的だ。

Lattoが「同じ男、違う夜。他の女には真似できない」とラップすれば、Ice Spiceは「私がスパイスと呼ばれるのは、いつもトップにいるから。私がいなきゃ、何もかもつまらないでしょ」と応戦する。二人のカリスマ性が火花を散らすようなリリックは、聴く者に強烈な印象を残す。

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一つの終わり、そして新たな論争の始まり

もっとも、この「和解」を誰もが額面通りに受け取ったわけではない。リリース直後から、世間の反応は真っ二つに割れている。

多くのメディアやファンが「確執の終焉」を歓迎する一方で、「歌詞の細部に、まだ互いへの小さな煽りが残っている」と深読みする声も根強い。SNSでは早速、「ラップバトルはどちらが制したか」という新たな論争が勃発。女性ラッパー同士の“連帯”を喜ぶ声と、話題性を狙った商業的な戦略だと疑う声が入り乱れている。この二面性こそ、今回のコラボが単なる音楽作品に留まらない、極めて戦略的な一手であったことを物語っているのかもしれない。

LattoIce Spiceによる「GYATT」。それは、一つのビーフの噂を終わらせると同時に、ヒップホップ界に新たな議論と時代の到来を告げる号砲となった。偽りの戦争を乗り越えた二人が、これからどのような景色を我々に見せてくれるのか。シーンの未来は、彼女たちの手に委ねられた。

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