ニューヨーク、ブルックリン出身のフィメールラッパーLola Brooke (ローラ・ブルック)は、2021年にシングル「Don’t Play With It」をリリースしました。 この曲はTikTok上で使われ、40万本以上の動画が作られ、再生回数は2億4000万回以上というバイラルヒットとなりました。
この曲の成功により、2023年にはArista Recordsと契約を結び、同年11月にはデビューアルバム「Dennis Daughter」がリリースされました。
今回は、このアルバムからのリードシングルであり、Bryson Tiller (ブライソン・ティラー)をフィーチャーした「You」(2023)について解説します。
Lola Brooke feat. Bryson Tiller – You (2023)
“You” 楽曲情報
リリース日
2023年9月22日
レーベル
Arista Records
プロデューサー
Khristopher Riddick-Tynes
LilJuMadeDaBeat
元ネタ・サンプリング
Foxy Brown feat. Blackstreet – Get Me Home (1996)
“You” 元ネタ・サンプリング情報
Foxy Brown feat. Blackstreet – Get Me Home (1996)
元ネタになったのは、ニューヨーク、ブルックリン出身のフィメールラッパーFoxy Brown (フォクシー・ブラウン)の「Get Me Home」(1996)です。
この曲は彼女のデビューアルバム「Ill Na Na」(1996)に収録されており、このアルバムは全米チャートで7位を獲得しました。これにより、初めて女性ラッパーのアルバムがトップ10入りし、他の女性ラッパーにもっと多くの知名度や影響力をもたらす道を開きました。
R&BグループのBlackstreet (ブラックストリート)がフィーチャーされたこの「Get Me Home」は、アルバムのリードシングルとしてリリースされ、R&B/Hip Hopエアプレイチャートで10位を記録しました。この曲は、ヒップホップとR&Bが交わるポイントを示すと同時に、これら2つのジャンルがどのように組み合わされ、再構築されうるかを示す重要な例と見なされています。
Lola Brookeの「You」におけるメッセージ
Lola Brookeは「You」において、家族や愛情のエネルギーを感じることの重要性を強調し、現在多くのカップルが苦しんでいる時期に、ポジティブな側面が悪い側面を上回る場合、カップルが努力を続けるよう励ますことを述べています。
攻撃的に見えるかもしれないけど、私は周りの愛情深い人たちが大好きなの。 家族と一緒にいるのが大好きだし、愛のエネルギーを感じるのが大好きなの。 だから今は大変な時代で、多くのカップルが苦労しているから、カップルを抱きしめて、良いことが悪いことよりも多いなら、努力を続けなさいって言いたかったの。 そしてサンプルにはFoxy BrownとBlackstreet。 私は常にFoxyやKimと比較されることがあるけど、それは基本的にオマージュのようなものだった。 でも、ちゃんとやらなきゃいけなかったんだ。 だから、Bryson Tillerを起用したんだ。 彼はとても生々しくて本物だから。Brysonにはミスがないの。
XXL誌の「Freshman Class 2023」に選ばれ、BETヒップホップ・アワードの「最優秀ブレイクスルー・ヒップホップ・アーティスト」にノミネートされたLola Brookeは、力強い勢いを示しています。 彼女の11月にリリースされたデビューアルバム「Dennis Daughter」も合わせてチェックしてみてはいかがでしょうか。
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