フィーメールラッパーFoxy Brown (フォクシー・ブラウン)は、1996年にデビューアルバム「Ill Na Na」を発表しました。
このアルバムは、女性ラッパーとして初めて全米チャートのトップ10入りを果たし、その後の女性ラッパーの台頭に大きな影響を与えました。
今回は、このアルバムに収録された「Get Me Home」の元ネタについて解説します。
この曲は、Nasや2Pacの楽曲手掛けたTrackmastersと、80年代から数々のヒット曲を生み出してきたTeddy Rileyの2人が手掛けたものです。
Foxy Brown feat. Blackstreet – Get Me Home (1996)
“Get Me Home” 楽曲情報
リリース日
1996年9月15日
レーベル
Def Jam Recordings
Rush Associated Labels Recordings
Violator Records
プロデューサー
Trackmasters
Teddy Riley
元ネタ・サンプリング
Eugene Wilde – Gotta Get You Home Tonight (1984)
“Get Me Home” 元ネタ・サンプリング情報
Eugene Wilde – Gotta Get You Home Tonight (1984)
元ネタになったのは、フロリダ州ノースマイアミビーチ出身のシンガーEugene Wilde (ユージン・ワイルド)の「Gotta Get You Home Tonight」(1984)です。
この曲は、彼のデビューアルバム「Eugene Wilde」(1984)に収録され、全米R&Bチャートで1位を獲得する大ヒットとなり、一躍注目を集めました。
この曲は後にFoxy Brownだけでなく、Play-N-SkillzやBlackstreetなどにもサンプリングされ、時代を超えて受け継がれる名曲となりました。
Play-N-Skillz feat. Akon – Come Home With Me (Ohh! Baby) (2004)
Blackstreet – Booti Call (Gotta Get U Home Remix) (1994)
Eugene Wildeはその翌年、シングル「Don’t Say No Tonight」で再びR&Bチャート1位を獲得し、90年代以降はBackstreet BoysやBritney Spearsなどの楽曲の作詞を手掛けました。
2010年には、プロデューサーデュオCool Millionと共にシングル「Back For More」を発表し、この曲ではリードボーカルも務めています。
Cool Million feat. Eugene Wilde – Back For More (2010)
Foxy Brownの「Get Me Home」をサンプリングした曲の記事はこちら。
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