ROSÉの『APT.』:Bruno Marsとのコラボと元ネタの関係を解明

2020年代
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ROSÉ(ロゼ)は、ニュージーランド出身で韓国を拠点に活動しているシンガーです。2016年にBLACKPINKのメンバーとしてデビューし、2021年にはソロデビューを果たしました。リリースしたシングル『On the Ground』はビルボードグローバルチャートで1位を獲得し、ソロアーティストとしてもグループとしても同チャートの首位を達成した初めてのアーティストとなりました。

また、ROSÉはInstagramで韓国人として3番目に多い8000万人のフォロワーを持ち、イヴ・サンローランのアンバサダーとしてMet Galaに参加した初の韓国人女性アイドルの1人でもあります。彼女の魅力はファッション界やポップカルチャーに広がり、世界中のオーディエンスを虜にしています。

2024年12月には待望のデビューソロアルバム『rosie』を発表することが明らかになりました。また、10月にはアルバムからの先行シングルとして、Bruno Mars (ブルーノ・マーズ)とのコラボシングル『APT.』をリリースしました。

今回は、この新曲の元ネタや背景について詳しく解説します。

ROSÉ & Bruno Mars – APT. (2024)

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『APT.』楽曲情報

リリース日
2024年10月18日

レーベル
Atlantic Records
The Black Label

プロデューサー
Bruno Mars
Cirkut
Omer Fedi
Rogét Chahayed

元ネタ・サンプリング
Toni Basil – Mickey(1981年)

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『APT.』元ネタ・サンプリング情報

Toni Basil – Mickey(1981)

APT.』の元ネタになったのは、ペンシルベニア州フィラデルフィア出身のシンガーで振付師のToni Basil (トニー・バジル)『Mickey』(1981年)です。この曲は、彼女のデビューアルバム『Word of Mouth』(1981年)に収録されており、シングルとしてもリリースされました。実は『Mickey』は、1979年にイギリスのポップグループRaceyが発表した『Kitty』のカバーであり、Raceyのデビューアルバム『Smash and Grab』に収録されています。

Racey – Kitty (1979)

Toni Basil『Mickey』はオーストラリアで1位を獲得し、アイルランド、ニュージーランド、南アフリカ、イギリスでも大成功を収めました。その後、ロサンゼルスでも人気が高まり、リリースから1年以上経った1982年末には、アメリカとカナダのポップチャートで1位を獲得しました。

この曲のミュージックビデオは、Toni Basil自身が監督、制作、振り付けを担当しました。彼女が着用したチアリーダーのユニフォームは、高校時代に実際に着ていたもので、Toni Basilは「予算がまったくなかったので、すべて自分で用意した。そして、これはラスベガス高校の実際のチアリーダーのセーターだ」と明かしています。

『Mickey』は数百万枚を売り上げ、RIAAからダブル・プラチナの認定を受けましたが、Toni Basilは「過去30年間で3000ドルも稼げなかった」と語る一方、2曲を全米シングルチャートにランクインさせるものの、トップ40には届かず、「一発屋」として知られています。

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韓国の飲みゲームから生まれた新曲『APT.』の裏側

ROSÉBruno Marsによる新曲『APT.』は、The Weeknd『Starboy』を手掛けたCirkutThe Kid LAROI『STAY』を手掛けたOmer FediTravis Scott『SICKO MODE』を手掛けたRogét Chahayed、さらにはBruno Mars自身もプロデュースに加わるなど、豪華なプロデューサーチームが揃っています。

この曲は、韓国で人気の飲みゲーム「アパート」からインスピレーションを受けており、ゲームの掛け声を取り入れた中毒性のあるコーラスが特徴です。ROSÉはスタジオでクルーにこのゲームを教え、その楽しさから曲の制作が始まったと語っています。当初、ROSÉはこのテーマに対する反応を心配していたものの、制作チームが曲に夢中になり、最終的にはBruno Marsとのコラボも実現しました。

『APT』は、実は私が韓国で友達と一緒に遊ぶお気に入りの飲みゲームなの。本当にシンプルで、笑顔になれて、どんなパーティーでも盛り上げてくれるわ。
スタジオでのある夜、クルーにこのゲームを教えたの。みんなとても興味津々で、特に私が掛け声を始めたときにはみんな夢中になって、それでみんなで遊び始めて、これを曲にしようって思いついたの...
それからブルーノがトラックに参加してくれて、歴史に残るようなものになったわ!

Bruno MarsもこのゲームをROSÉから教わったことを語り、彼が酔っ払った状態でROSÉが冗談っぽくキスをしようとしたエピソードをInstagramで明かしています。

ROSÉにこの韓国の飲みゲームを紹介されて、すっかり酔っ払ってしまった俺の姿がこれだ。その後彼女がキスしようとしてきたので、俺は「ちょっと待って、ロージー!これもゲームの一部なの?」って聞いたよ。
そしたら彼女は「もうゲームなんかしてないわよ、坊や!ビッグ・ロージーはビジネスのことしか考えてないの!」って言ってきて…。
びっくりして俺は「やめてくれ、ロージー、怖いよ!』って答えたよ。でも、それ以外は最高にリラックスした夜だったよ。
 
 
 
 
 
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