オーストラリア出身のThe Kid LAROI (ザ・キッド・ラロイ)は、2021年にジャスティン・ビーバーとのコラボシングル『Stay』を発表し、これが自身初の全米チャート1位に輝きました。
この楽曲は、世界18ヵ国以上のチャートでも首位を獲得しました。Spotifyでは、エド・シーランの『Shape of You』が保持していた153日という記録を超え、わずか118日で10億回のストリーミングを達成しました。その結果、2022年にはApple Musicで最もストリーミングされた曲となりました。
また、2023年11月にはデビューアルバム『THE FIRST TIME』を発表し、2024年8月にはこのアルバムのデラックス盤がリリースされ、さらに8曲が追加されました。
今回は、このデラックス盤に収録されたオープニングトラック『BABY I’M BACK』の元ネタについて詳しく解説いたします。
The Kid LAROI – BABY I’M BACK (2024)
『BABY I’M BACK』楽曲情報
リリース日
2024年8月9日
レーベル
Columbia Records
プロデューサー
Rogét Chahayed
Dopamine
元ネタ・サンプリング
Player – Baby Come Back (1977)
『BABY I’M BACK』元ネタ・サンプリング情報
Player – Baby Come Back (1977)
『BABY I’M BACK』の元ネタになったのは、カリフォルニア州ロサンゼルスで結成されたバンドPlayer (プレイヤー)の『Baby Come Back』(1977)です。この曲は、Playerのデビューアルバム『Player』(1977)に収録されており、アルバムからのリードシングルとしてリリースされました。
『Baby Come Back』は、全米チャートで3週連続1位を獲得し、Playerにとって最大のヒットシングルとなりました。この曲は、バンドのキャリアにおいても欠かせない代表曲となり、長年にわたって愛され続けています。
また、1997年にはLisa Stansfieldがカバーを発表し、これまでに30曲以上の楽曲でサンプリングされています。さらに、映画やCMソングなどにも使用され、現代の音楽シーンにも大きな影響を与えている名曲です。
Lisa Stansfield – Baby Come Back (1997)
Yung Gravy – Cheryl (2017)
『BABY I’M BACK』で別れた恋人への切実な願いを歌う

The Kid LAROIの『BABY I’M BACK』は、Travis Scottの『SICKO MODE』をはじめ、Jack HarlowやDoja Catなどのヒットソングを手掛けたプロデューサーRogét Chahayedと共同共同プロデュースされています。
この『BABY I’M BACK』は、別れた恋人への切実な願いと後悔を表現しており、歌詞の主人公は恋人と別れた後の心の痛みや混乱を感じながらも、自分の変化や成功を認識し、恋人に戻ってきてほしいと強く願っています。特に、過去を振り返りつつも周囲の人々の態度や期待に対するフラストレーションが感じられます。
その『BABY I’M BACK』は、別れた恋人への切実な願いと後悔を表現しています。歌詞の主人公は、恋人と別れた後の心の痛みや混乱を感じながらも、自分の変化や成功を認識し、恋人に戻ってきてほしいと強く願っています。特に、彼が過去を振り返りながらも、周りの人々の態度や期待に対するフラストレーションを感じていることが伝わっています。
また、The Kid LAROIは自身のInstagramで、「この曲のミュージックビデオを撮る予定はまったくなかったんだけど、みんなが俺の21歳の誕生日の週末にこの曲を大ヒットさせてくれたから…『BABY I’M BACK』を届けるよ」とコメントしています。
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