Ella Mai 30歳の誕生日に新EP『3』をリリース!『One of These』に隠された元ネタとその深い意味とは?

2020年代
2020年代E
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イギリス、ロンドン出身のシンガー、Ella Mai (エラ・メイ)は、甘美で繊細な歌声でR&Bシーンに確固たる地位を築いています。2016年から2018年に発表した3つのEPでキャリアをスタートし、2018年のアルバム『Ella Mai』でブレイク。収録曲『Boo’d Up』は全米チャート5位を記録し、グラミー賞「最優秀R&Bソング賞」を受賞。また、2019年のBillboard Music Awardsで3部門を受賞し、その実力を証明しました。

その後もElla Maiは進化を続け、2023年には2作目のアルバム『Heart on My Sleeve』をリリース。このアルバムは全米アルバムチャートのトップ20にランクインし、Ed SheeranChris BrownJohn LegendH.E.R.といった豪華アーティストたちとのコラボレーションでも注目を集めました。

さらに2024年11月、新作EP『3』をリリース。今年初のプロジェクトで、楽曲『One of These』は元ネタを含めクリエイティブな才能が評価されています。本記事では、EP『3』の制作秘話や『One of These』の背景を深掘りします。

Ella Mai – One of These (2024)

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『One of These』楽曲情報

リリース日
2024年11月3日

レーベル
10 Summers
Interscope Records

プロデューサー
Mustard

元ネタ・サンプリング
Cee-Lo Green feat. Timbaland – I’ll Be Around (2004)

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新作EP『3』に込めた人生の数字とは?

2024年11月3日、自身の30歳の誕生日を迎えたElla Maiは、新作EP『3』をリリースしました。このEPには、タイトル通り全3曲が収録されており、すべての楽曲をプロデューサーMustardが手掛けています。

EPのタイトルや収録曲数だけでなく、アートワークにも「3」という数字が深く関わっています。Ella Maiの耳の後ろには「3」のタトゥーが刻まれており、この数字が彼女にとって特別な意味を持つことが示されています。彼女自身もInstagramで「『3』は私のお気に入りの数字の一つ」と語り、この数字への愛着を明かしました。また、投稿では次のようにファンに向けたメッセージを添えています。

30歳の誕生日プレゼントをみんなに贈るよ ♏️
3曲入り。11月3日。私のお気に入りの数字の一つ。
みんなが恋しくてたまらなかった、その3倍もね ❤️
 
 
 
 
 
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さらに、Ella Maiの「3」への思い入れは、私生活にも反映されています。彼女は2020年頃からNBA選手のジェイソン・テイタムと交際しており、彼の耳の後ろにも同じ「3」のタトゥーが彫られています。2024年には2人の間に子供が誕生し、プライベートでも新たな節目を迎えた彼女。家族と音楽、どちらの面でも特別な1年となっています。

このように、数字「3」はElla Maiの人生とキャリアにおいて大きな意味を持っており、今回のEPは彼女自身の深い思いが込められた作品となっています。ファンにとっても、彼女の成長と新たな始まりを感じさせる特別なプロジェクトと言えるでしょう。

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『One of These』元ネタ・サンプリング情報

Cee-Lo Green feat. Timbaland – I’ll Be Around (2004)

新作EP『3』に収録された『One of These』の元ネタになったのは、ジョージア州アトランタ出身のシンガーCee-Lo Green (シーロー・グリーン)『I’ll Be Around』(2004)です。

Cee-Lo Greenは、90年代にヒップホップグループGoodie Mobのメンバーとして注目を集めたアーティストです。その後、2002年にソロデビューアルバム『Cee-Lo Green and His Perfect Imperfections』をリリースし、独特な南部ソウルとファンクの要素を取り入れた音楽性を提示しました。しかしながら、このアルバムは商業的には大きな成功を収めることができませんでした。

転機となったのは、2004年に発表した2作目のアルバム『Cee-Lo Green… Is the Soul Machine』です。このアルバムにはLudacrisT.I.Pharrell Williamsといった当時のトップアーティストが参加し、プロデュースにはOrganized NoizeDJ PremierThe Neptunesなどの実力派プロデューサーが携わりました。この作品はR&B/Hip Hopアルバムチャートで2位にランクインし、批評家からも高い評価を受けました。

『I’ll Be Around』は、このアルバムからシングルカットされた楽曲であり、名プロデューサーのTimbaland (ティンバランド)が制作に関わっています。Timbaland特有の先進的なビートとCee-Lo Greenの個性豊かな歌声が融合し、リスナーを魅了しました。

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おわりに

Ella Maiの最新EP『3』は、彼女のキャリアとプライベートが美しく交錯する特別な作品として、多くの注目を集めています。「3」という数字に込められた思いは、楽曲、リリース日、さらにはアートワークにまで反映され、ファンへの感謝と30歳という節目を祝うメッセージが見事に表現されています。

特に『One of These』のような楽曲は、Ella Maiの音楽的な成長とプロデューサーMustardとの強固なパートナーシップを物語る一曲です。この作品を通じて、彼女はR&Bのルーツを尊重しつつ、自身のスタイルを磨き上げ、さらに広い可能性を追求しています。

30歳という新たなステージに立ったElla Maiが、どのようにその才能を進化させ、次なる音楽の旅路を歩むのか。その未来に期待せずにはいられません。

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