BeyoncéやMarioのツアーのオープニングアクトを務め、その後Chris Brownのレーベル “CBE” と契約したSevyn Streeter (セヴン・ストリーター)。
2013年にChris Brownがゲスト参加したシングル「It Won’t Stop」がR&B/Hip Hopチャートで2位を獲得し、YouTubeでの再生回数が2億回を超えるなど、彼女の最も人気のある曲の1つとなっています。
またChris BrownやAriana Grande、Alicia Keysなどにも楽曲提供を行うなど、そのマルチな才能は業界からも注目されています。
そんな彼女が、約4年振りとなるアルバム「Drunken Wordz Sober Thoughtz」(2021)をドロップ。
収録曲には、Chris BrownとA$AP Fergとの「Guilty」の他、BIA、Jeremih、Lucky Dayeなどがゲスト参加しています。
今回はこの中から、彼女がしっとりと歌い上げる「Taboo」をピックアップ。
80年代の大ネタをサンプリングしたこの曲の元ネタを解説します。
Sevyn Streeter – Taboo (2021)
楽曲情報
Sevyn Streeter (セヴン・ストリーター)
出身地 :フロリダ州ヘインズシティ
生年月日:1986年7月7日
ジャンル:R&B
レーベル
Entertainment One Music
プロデューサー
D’Mile
元ネタ・サンプリング
Alexander O’Neal – If You Were Here Tonight (1985)
“Taboo” 元ネタ・サンプリング
Alexander O’Neal – If You Were Here Tonight (1985)
元ネタになったのは、ミネソタ州ミネアポリス出身のシンガーAlexander O’Neal (アレクサンダー・オニール)の「If You Were Here Tonight」(1985)です。
この曲は、彼のデビューアルバム「Alexander O’Neal」(1985)に収録。
イギリスでは同年にリリースされたCherrelleとのシングル「Saturday Love」(1985)がヒットしたことで注目を集め、UKシングルチャートでは13位にランクイン。
Cherrelle feat. Alexander O’Neal – Saturday Love (1985)
また「If You Were Here Tonight」は、これまでに30曲以上でサンプリングされており、LL Cool JやJadakissといったラッパーも使用しています。
LL Cool J feat. 112 – Down the Aisle (2006)
Jadakiss feat. Amin – In the Streets (2011)
終わりに
Sevyn Streeterは、今作の「Taboo」について次のように明かしています。
「Taboo」はAlexander O'Nealのサンプルで、プロデュースは、私がずっと惹かれていたD'Mileなの。 彼はすごく才能があって、何年も前からの友人の1人よ。 彼は私のすべてのプロジェクトに参加していると思うわ。
D’Mileは、Bruno MarsとAnderson .PaakのユニットSilk Sonicの「Leave The Door Open」をはじめ、KhalidやTy Dolla $ignを手掛ける名プロデューサーです。
彼女の魅力が詰まったアルバムと併せて、この機会に聴いてみてはいかがでしょうか。
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