21 Savage最新作『American Dream』の舞台裏!「redrum」の元ネタとサンプリングに迫る

2020年代
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21 Savage (21サヴェージ)は、2020年にプロデューサーMetro Boominと共に制作したコラボアルバム「Savage Mode II」で全米チャート1位を獲得し、2022年にはDrakeとのコラボアルバム「Her Loss」でも再び全米チャート1位を獲得するなど、現在のラップシーンを牽引する存在となっています。

そして、2024年1月、彼は2018年にリリースしたアルバム「I Am > I Was」以来となる5年ぶりのソロアルバム「American Dream」を発表しました。

今回は、このアルバムの3曲目に収録された「redrum」の元ネタについて詳しく解説します。

21 Savage – redrum (2024)

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“redrum” 楽曲情報

リリース日
2024年1月12日

レーベル
Epic Records
Slaughter Gang
Sony Music Entertainment

プロデューサー
London on da Track
Peeb

元ネタ・サンプリング
Elza Laranjeira – Serenata Do Adeus (1962)
The Shining (1980)

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“redrum” 元ネタ・サンプリング情報①

Elza Laranjeira – Serenata Do Adeus (1962)

元ネタになったのは、ブラジル、サンパウロ出身のシンガーElza Laranjeira (エルザ・ラランジェイラ)「Serenata Do Adeus」(1962)です。

彼女はは10歳の頃からラジオで歌い始め、その後ラジオの放送業界で最も重要な歌手の1人として賞賛されました。1940年にシンガーとして本格的なキャリアをスタートさせ、1960年代には4枚のアルバムをリリースし、数々の成功を収めました。

「Serenata Do Adeus」は、彼女の1962年のアルバム「A Música De Jobim E Vinicius」に収録されています。

Elza Laranjeiraが所属していたレーベルRGEは「Rádio Gravações Especializadas」の頭文字をとったもので、1947年にサンパウロでジングル・レコード会社を設立したJosé Roberto Whitaker PenteadoとJosé Scatenaによって名付けられました。このレーベルは、最初のリリースから製造と流通を第三者に委託していたため、ブラジルのレコード製造のアウトソーシングにおける先駆者でもありました。

Elza LaranjeiraはシンガーのAgostinho dos Santosと結婚し、1963年以降、アーティスト活動から遠ざかっていましたが、1975年に復帰し、1986年に61歳でこの世を去りました。

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“redrum” 元ネタ・サンプリング情報②

The Shining (1980)

※「redrum」の3:42〜

さらに、21 Savage「redrum」は、1980年に公開されたホラー映画「シャイニング」のワンシーンをサンプリングしています。

この映画は、公開当時には賛否両論の反応を引き起こし、原作の著者であるスティーヴン・キングは小説からの逸脱を批判しました。映画は1981年の第1回ラジー賞で「最低監督賞」と「最低女優賞」の2部門にノミネートされ、物議を醸しました。しかし、2022年には、その年のラジー賞「最低女優賞」が、撮影現場での女優に対する扱いが原因であるとして取り消されました。

「シャイニング」は史上最高のホラー映画の1つとして挙げられ、2018年には米国議会図書館によって「文化的、歴史的、または美学的に重要」であると認定され、アメリカ国立フィルム登録簿に保存されました。また、原作の著者であるスティーヴン・キングの2013年の同名小説に基づく続編映画「ドクター・スリープ」が2019年に公開され、映画化されました。

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MVは21 Savageの故郷ロンドンで撮影

アルバム「American Dream」には、全15曲が収録されており、Travis ScottLil DurkYoung ThugDoja CatSummer WalkerBurna BoyMetro Boominなど、豪華なゲスト陣が顔を並べています。

全15曲が収録されており、Travis ScottLil DurkYoung ThugDoja CatSummer WalkerBurna BoyMetro Boominなど、豪華なゲスト陣が顔を並べています。

また「redrum」は、Ariana GrandeDrakeなどの楽曲を手がけたプロデューサーであるLondon on da Trackよって制作されました。
この曲のMVは、アルバムの発売日に公開されました。撮影は21 Savageの生まれ故郷であるロンドンで行われ、ビデオでは最初にビッグ・ベン、ロンドン・アイ、そして赤い電話ボックスなど、ロンドンのアイコニックな場所が映し出され、その後、南ロンドンの貧困地域であるブリクストンに設定が切り替えられます。これにより、21 Savageは自身がイギリス生まれであることを批判したオーディエンスに対し、リアルなロンドンの様子を見せている印象を与えます。

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