これまでに「Rack City」やChris Brownとのコラボレーション「Ayo」など、数々のヒット曲を発表してきたTyga (タイガ)。
一方でMegan Thee Stallion (ミーガン・ジー・スタリオン)は2020年に発表した「Savage」をきっかけにメキメキと頭角を表してきた次世代フィメールラッパー。
そんな人気ラッパーの彼らがコラボレーションシングル「FREAK」をドロップ。
この曲は2000年代に大ヒットしたナンバーを、大胆にサンプリングしたことでも話題を集めた1曲となりました。
元ネタと併せて解説していきます。
楽曲情報
Tyga (タイガ)
出身地 :カリフォルニア州コンプトン
生年月日:1989年11月19日
ジャンル:Hip Hop
Megan Thee Stallion (ミーガン・ジー・スタリオン)
出身地 :テキサス州ヒューストン
生年月日:1995年2月15日
ジャンル:Hip Hop
レーベル
Sony Music Entertainment
Columbia Records
Last Kings Music
プロデューサー
Mustard
Pliznaya
元ネタ・サンプリング
Black Eyed Peas – My Humps (2005)
Sexual Harassment – I Need a Freak (1983)
Tyga & Megan Thee Stallion – FREAK (2020)
元ネタ・サンプリング 1
Black Eyed Peas – My Humps (2005)
元ネタとなったのはポップラップグループBlack Eyed Peasの「My Humps (2005)」です。
彼らの4枚目のアルバム「Monkey Business」から3枚目のシングルとしてリリースされ、全米チャート3位にランクイン。
また世界15カ国のチャートでTop10入りし、グラミー賞「最優秀ポップ・パフォーマンス賞」を受賞しています。
当時のグループは紅一点のFergieが在籍し、後にソロデビューを果たすなど全米中の人気を博していました。
しかしFergieは母親業に時間を割きたいという理由で脱退し、2018年からシンガーのJ.Rey Soulが加入。
これに関してあまりオープンにしてこなかったBlack Eyed Peasは、長年のファンからは批判を浴びる結果となりました。
しかし2020年に発表された「MAMACITA」はYouTubeでの再生数は2億5000万回を超えるヒット作となり、再び彼らがワールドワイドに活躍しています。
Black Eyed Peas, Ozuna, J. Rey Soul – MAMACITA (2020)
元ネタ・サンプリング 2
さらに深堀するとBlack Eyed Peasの「My Humps (2005)」はSexual Harassmentの「I Need a Freak (1983)」をサンプリングしています。
Sexual Harassment – I Need a Freak (1983)
シンセが鳴り響くファンキーなビートが特徴的なこの曲は、これまでにSnoop DoggやA Lighter Shade of Brownなどでサンプリングされています。
Snoop Dogg feat. Suga Free & Kokane – Bring It On (2000)
A Lighter Shade of Brown – Do U Wanna Ride (Hey Buddy, Hey Buddy) (1997)
FREAK
TygaとMegan Thee Stallionの初のコラボレーションソングとなったこの曲は、ヘビーな重低音と彼らの畳み掛けるラップがクラブバンガーな1曲になりました。
またプロデューサーには盟友MustardとPliznayaが手掛けています。この中からPliznayaはTygaの「Ayy Macarena (2019)」もプロデュース。
この曲も90年代を代表するラテンナンバーLos del Rioの「Macarena (1993)」をサンプリングしたことで話題となりました。
この曲についても記事にしているので、見て頂けたら嬉しいです。
Tyga – Ayy Macarena (2019)
終わりに
人気ラッパーによる「FREAK」はいかがでしたでしょうか。
元ネタとなったBlack Eyed Peasのメンバーは気がつけば入れ替わっており、再び世界的ヒットを巻き起こしています。
これから彼らの動きも非常に気になりますね。
またこの機会にBlack Eyed Peasの懐かしのヒット曲を聞いてみてはいかがでしょうか。
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