1970年代にキャリアをスタートさせたBabyface (ベイビーフェイス)は、以来8億枚以上の楽曲を売り上げ、10億回以上のストリーミングされるなど、数々のアーティストの楽曲やプロデュースワークでオーディエンスを魅了してきました。
そんなBabyfaceが、Capitol Recordsとの契約後、初の楽曲でElla Mai (エラ・メイ)とのコラボシングル「Keeps On Fallin」(2022)をドロップ。
この曲は、Silk Sonicを筆頭に数々のシンガーをヒットに導いたプロデューサーD’MileとBabyfaceが共同プロデュースしており、Babyfaceが90年代にヒットさせたアノ名曲をサンプリングしています。
ここでは、この曲の元ネタとコラボレーションの経緯について解説します。
Babyface & Ella Mai – Keeps On Fallin (2022)
楽曲情報
Babyface (ベイビーフェイス)
出身地 :インディアナ州インディアナポリス
生年月日:1959年4月10日
ジャンル:R&B
Ella Mai (エラ・メイ)
出身地 :イギリス、ロンドン
生年月日:1994年11月3日
ジャンル:R&B
レーベル
Capitol Records
プロデューサー
D’Mile
Babyface
元ネタ・サンプリング
Tevin Campbell – Can We Talk (1993)
“Keeps On Fallin” 元ネタ・サンプリング
Tevin Campbell – Can We Talk (1993)
元ネタになったのは、テキサス州ダラス出身のシンガーTevin Campbell (テヴィン・キャンベル)の「Can We Talk」(1993)です。
この曲は、彼のセカンドアルバム「I’m Ready」(1993)に収録され、アルバムは200万枚以上のセールスを記録してR&B/Hip Hopチャートでは3位にランクイン。
アルバムレコーディング当時、彼はまだ16歳でしたが、彼のキャリアで最も売れたアルバムとなり、グラミー賞「ベストR&Bアルバム部門」にノミネートされています。
また「Can We Talk」は、全米シングルチャートでトップ10入りを果たし、R&Bチャートでは3週に渡って1位を獲得し、グラミー賞「最優秀男性R&Bボーカルパフォーマンス部門」にノミネートされています。
ベイビーフェイスがコラボレーションについて明かす
Babyfaceは、Ella Maiの曲を初めて聴いた時からその歌声に魅了されたことを明かしています。
初めてEllaの声を聴いたとき「なんてすごい個性的な声なんだ、彼女と一緒にスタジオに入らなきゃ!」と思ったんだ。 (彼女は)想像していた通り、いや、それ以上のものだったんだ!
またElla Maiは、彼とのコラボレーションは夢が叶ったと語り、今後もコラボレーションしたいと明かしています。
Babyfaceとの仕事は、私にとって唯一の夢が叶ったことだったわ。 これほど才能があり、高い評価を受けている人に歓迎され、賞賛されるなんて、私たちの『Keeps On Fallin』セッションがこれ以上ないほど素晴らしいものになったの。 私たちは歌い、書いたり、笑ったり、話したりしたわ。 Babyfaceはとても謙虚で、一緒に仕事をするのが楽しいの。 この曲が、さらに多くの曲の始まりになることを願っているわ。
この機会に、元ネタと併せて聴いてみてはいかがでしょうか。
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