元ネタ・サンプリング Usher feat. Ella Mai – Don’t Waste My Time (2019) ヒットメーカーが手掛けたR&B！

楽曲情報

Usher (アッシャー)
出身地　：ジョージア州アトランタ
生年月日：1978年10月14日
ジャンル：R&B

Ella Mai (エラ・メイ)
出身地　：イギリス、ロンドン
生年月日：1994年11月3日
ジャンル：R&B

レーベル
RCA Records
Downtown Music Publishing

プロデューサー
Bryan-Michael Cox
Jermaine Dupri

元ネタ・サンプリング
Hi-Five – I Like the Way (The Kissing Game) (1990)

Usher feat. Ella Mai – Don’t Waste My Time (2019)

Hi-Five – I Like the Way (The Kissing Game) (1990)

元ネタとなったのはテキサス州ウェイコを拠点とする、男性R&BグループHi-Fiveの「I Like the Way (The Kissing Game)」です。

巨匠Teddy Rileyがプロデュースし、彼らのデビューアルバム「Hi-Five」からセカンドシングルとしてリリース。

全米チャート1位、R&B/Hip Hopチャートでも1位を獲得し、年間シングルチャートでも8位に入るなど、この年を代表するナンバーとなりました。

またグループの初期メンバーであるToriano Easleyは、アルバムリリースの数週間前に第一級殺人容疑でオクラホマシティ警察に出頭。

1991年3月に過失致死罪の判決を受けると同時に、グループを脱退しています。

この曲は2019年11月にSoundCloudにアップロードされましたが、翌月の12月にRCA Recordsからストリーミングサービスやミュージックストアでに公式にリリースされました。

さらにUsher (アッシャー)はSNS上で2004年に大ヒットしたアルバム「Confessions」の続編とされる「Confessions 2」を現在制作中とアナウンスし、今回はこの作品からリードシングルとみられています。

前作が2000年代にリリースされた作品で、2番目のセールスを記録しているだけに期待してしまいますね。（1位はEminemの「The Marshall Mathers LP」）

またコロナ禍でライブパフォーマンスができない中、BET Covid 19 Relief Specialで初披露しています。

プロデューサーにはBryan-Michael Cox、Jermaine Dupriが務めています。

この中でもBryan-Michael CoxはさきほどのUsherのアルバム「Confessions」から「Burn」をプロデュース。

全米チャートを初めUKチャート1位に輝き、年間シングルチャート2位と大ヒットとなりました。

Usher – Burn (2004)

他にもMariah Carey、Mary J. Blige、Keyshia Coleなどをプロデュースし、これまでに1億枚以上のアルバムセールスを記録。

35曲でチャート1位に輝き、12回のグラミー賞にノミネート(9回は受賞)した業界のパイオニアとして活躍してきました。

余談ですがJermaine Dupriは、Snoop Dogg, Jamie Kennedy, Eric Bellingerなどとカメオ出演もしています。

Usherの「Don’t Waste My Time」はいかがでしたでしょうか。

世界的ヒットメーカーが手掛けただけに、彼とElla Mai (エラ・メイ)のボーカル力が存分に引き出されたナンバーとなりました。

また同時にUsherの次作アルバムのアナウンスもされたことで、今後の彼の動きも非常に気になりますね。