2022年11月、9枚目のアルバム「ELEVATION」をリリースしたBlack Eyed Peas (ブラック・アイド・ピーズ)。
アルバムについての記事はこちら。
今回はこのアルバムから、レゲトン界の重鎮Daddy Yankee (ダディー・ヤンキー)を迎えた「BAILAR CONTIGO」(2022)をピックアップ。
ここでは、この曲の元ネタについて解説します。
Black Eyed Peas feat. Daddy Yankee – BAILAR CONTIGO (2022)
楽曲情報
レーベル
BEP Music
Epic Records
Sony Music Entertainment
プロデューサー
will.i.am
Johnny Goldstein
元ネタ・サンプリング
Scatman John – Scatman (Ski-Ba-Bop-Ba-Dop-Bop) (1994)
“BAILAR CONTIGO” 元ネタ・サンプリング情報
Scatman John – Scatman (Ski-Ba-Bop-Ba-Dop-Bop) (1994)
元ネタになったのは、カリフォルニア州エルモンテ出身のミュージシャンScatman John (スキャットマン・ジョン)の「Scatman (Ski-Ba-Bop-Ba-Dop-Bop)」(1994)です。
彼は、言葉を覚える前の幼少期から重度の吃音に悩まされていましたが、12歳でピアノを習い始め、1970年代から1980年代にかけてプロのジャズピアニストとして活躍しました。
1986年、自身の本名を冠したデビューアルバム「John Larkin」をリリースし、ロサンゼルスを中心に多くのジャズクラブで演奏していましたが、キャリアアップのため1990年にドイツへ渡り、ここで自分の演奏に歌を加えること決意します。
マネージャーのManfred Zähringerは、ダンスミュージックやヒップホップと組み合わせることを考え、1994年にScatman Johnとしてデビューシングル「Scatman (Ski-Ba-Bop-Ba-Dop-Bop)」をリリース。
この曲は、世界9ヵ国のチャートで首位となる大成功を収め、この曲が収録された1995年のアルバム「Scatman’s World」は特に日本で人気が高く、日本だけで156万枚を売り上げ、オリコンチャート2位を記録しています。
Scatman Johnは53歳で世界的スターとなり、その後もアルバムを発表し続けましたが、1998年に肺ガンと診断され、翌年最後のアルバム「Take Your Time」(1999)を発表した後、12月に57歳の若さでこの世を去っています。
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