YouTubeにカバー曲を投稿したことがきっかけでBeyoncéのレーベルParkwood Entertainmentと契約し、デビューアルバム「The Kids Are Alright」(2018)がグラミー賞2部門にノミネートされ、一躍注目を集めた姉妹R&BデュオChloe x Halle。
セカンドアルバム「Ungodly Hour」(2020)は、グラミー賞3部門にノミネートされ、リードシングル「Do It」は全米チャートにランクインする初のヒットとなりました。
その後、姉Chlöe (クロイ)は2021年に本格的なソロ活動をスタートさせ、ソロデビューシングル「Have Mercy」をリリースしたほか、Latto、Gunna、Fivio Foreignらとコラボ曲をリリースしています。
そんな彼女が、Chris Brown (クリス・ブラウン)とコラボシングル「How Does It Feel」(2023)をドロップ。
ここでは、この曲の元ネタについて解説します。
Chlöe & Chris Brown – How Does It Feel (2023)
“How Does It Feel” 楽曲情報
リリース日
2023年2月24日
レーベル
Parkwood Entertainment
Columbia Records
プロデューサー
Cardiak
Hitmaka
元ネタ・サンプリング
Dionne Warwick – You’re Gonna Need Me (1973)
“How Does It Feel” 元ネタ・サンプリング情報
Dionne Warwick – You’re Gonna Need Me (1973)
元ネタになったのは、ニュージャージー州イーストオレンジ出身のシンガーDionne Warwick (ディオンヌ・ワーウィック)の「You’re Gonna Need Me」(1973)です。
彼女は、1955年から1999年の全米シングルチャートでアメリカで最もヒットした40人のうちの1人にランクされ、この時代の女性ボーカリストとして2番目に多くチャートインしました。
また、1962年から1998年の間に、56枚のシングルが全米シングルチャートにランクインし(うち12枚はトップ10入り)、ソロまたはコラボレーションによる合計80枚のシングルが全米シングルチャート、R&B、アダルトコンテンポラリーチャートにランクインしており、史上最もチャートインしたボーカリストの1人でもあります。
多くのヒット曲を生み出した彼女のこの曲は、1973年にリリースしたアルバム「Just Being Myself」に収録されています。
また、この曲は名プロデューサーJust Blazeが手掛けたUsherの「Throwback」(2004)でもサンプリングされています。
Usher – Throwback (2004)
今作はChlöeのデビューアルバムからリードシングル?
Chlöeの「How Does It Feel」は、2023年1月にリリースしたシングル「Pray It Away」に続くデビューアルバム「In Pieces」からのシングルとなるようです。
また、冒頭で紹介したデビューシングル「Have Mercy」のリリース時には、アルバムのタイトルを自身の名前にすることも発表していました。
しかし、その後アルバムのサウンドや方向性の変化により変更され、アルバムタイトルもその変更に合わせて一新されており、2023年3月末にリリースされることも発表されました。
Chlöe – Pray It Away
関連記事はこちら。
コメント