Chris Brownの11作目アルバム「11:11」: ‘Moonlight’の背後にあるHi-Fi Set「スカイレストラン (1975)」からのサンプルを解説

2020年代
2020年代C
スポンサーリンク

2022年に発表されたChris Brown (クリス・ブラウン)の10枚目のアルバム「Breezy」は、全米チャートで4位を獲得し、リリース週にはこのアルバムから5曲が全米シングルチャートにランクインしました。これにより、Chris Brownエルヴィス・プレスリーを抜き、全米シングルチャートに最も多くチャートインした8番目のアーティストとなり、合計112曲がチャートインしました。

そして、2023年11月には、彼は11枚目のアルバム「11:11」をリリースしました。このアルバムには全22曲が収録されており、Future、Fridayy、Davido、Byron Messiaなどがゲストとして参加しています。

今回は、このアルバムの13曲目に収録されている「Moonlight」の元ネタについて解説します。

Chris Brown – Moonlight (2023)

スポンサーリンク

“Moonlight” 楽曲情報

リリース日
2023年11月10日

レーベル
Chris Brown Entertainment
RCA Records

プロデューサー
Chizzy Stephens

元ネタ・サンプリング
Hi-Fi Set – スカイレストラン (1975)

スポンサーリンク

“Moonlight” 元ネタ・サンプリング情報

Hi-Fi Set – スカイレストラン (1975)

元ネタになったのは、1974年に日本で結成されたコーラスグループHi-Fi Set (ハイ・ファイ・セット)「スカイレストラン」(1975)です。

彼らは、荒井由美(松任谷由美)が作詞作曲を手掛けたシングル「卒業写真」でデビューし、その後も「冷たい雨」「朝陽の中で微笑んで」など、荒井由美が制作した楽曲が数多くヒットし、特に荒井由美自身がセルフカバーしたことで人気が急上昇しました。

Hi-Fi Set「スカイレストラン」も、荒井由美が作詞を担当し、1975年にシングルとして発表されました。この曲は興味深く、ラッパーのJ. Coleが発表した「January 28th」(2014)でもイントロがサンプリングされ、世界中のオーディエンスから注目を浴びました。

J. Cole – January 28th (2014)

スポンサーリンク

アルバム制作におけるファンの影響

Chris Brownのアルバム「11:11」は、元々はアルバムタイトルに因んで11月11日にリリースされ、11曲で構成される予定でした。しかし、ファンからの熱烈な要望に応えて、全22曲が収録されており、Chris Brownは次のように語っています。

俺の熱烈なファンの何人かは、新しいプロジェクトのためにもっと曲を追加することを望んでいるようだね。
そのことについてみんなに感謝しているよ。
でも、ただ俺のアートを真剣に受け止めてほしいだけなんだ。
俺はただ、みんなに最高のものを提供することだけに集中しているんだ。
11:11. 願いを込めて。

関連記事はこちら

スポンサーリンク
musicdictionary2021をフォローする




コメント

タイトルとURLをコピーしました