2016年にラッパーのキャリアをスタートさせ、その後MigosのOffsetに見出されたDuke Deuce (デューク・デュース)は、2017年にレーベルQuality Controlと契約を交わします。
2019年にはQuality Controlのレーベルコンピレーションアルバム「Control the Streets, Volume 2」に参加し、アルバムは全米チャート3位を記録し、彼の楽曲「Yeh」はYouTubeで1000万再生されています。
そんな彼が、同年にメンフィスの重鎮であるJuicy J (ジューシー・J)とDJ Paulがプロデュースしたシングル「Crunk Ain’t Dead」(2019)をリリースし、YouTubeで3000万再生され、その名を全米中に広めるヒット曲となりました。
ここでは、この曲の元ネタについて解説します。
Duke Deuce – Crunk Ain’t Dead (2019)
“Crunk Ain’t Dead” 楽曲情報
リリース日
2019年11月27日
レーベル
Quality Control
プロデューサー
Juicy J
DJ Paul
元ネタ・サンプリング
Project Pat feat. DJ Paul & Juicy J – If You Ain’t From My Hood (2001)
“Crunk Ain’t Dead” 元ネタ・サンプリング情報
Project Pat feat. DJ Paul & Juicy J – If You Ain’t From My Hood (2001)
元ネタになったのは、テネシー州メンフィス出身のラッパーProject Pat (プロジェクト・パット)の「If You Ain’t From My Hood」(2001)です。
この曲は、彼の2枚目のアルバム「Mista Don’t Play: Everythangs Workin」(2001)に収録されています。
このアルバムでは、Project Patの弟でラップグループThree 6 MafiaのメンバーであるJuicy JとDJ Paulが全曲をプロデュースし、全米チャート4位を獲得し、Project Patのキャリアで最も成功を収めたアルバムとなりました。
「Crunk Ain’t Dead」のヒットによりリミックスがリリースされる
「Crunk Ain’t Dead」のヒットにより、翌年には南部のレジェンドであるLil Jon、Juicy J、Project Patを迎えたリミックスがリリースされ、Duke Deuceはこれを「夢が叶ったようなものだよ」と明かしています。
この曲は俺が書いたものだから、リミックスをしてもらえるのは光栄だし、夢が叶ったようなものだよ。 Patはいつも協力的だった。 俺がPatにJuicy Jの話を持ちかけたら、彼もJuicy Jの話をしてきたんだ。 彼らは本当に親しい関係なんだ。 兄弟みたいなものだから、彼がJuicyをに声をかけて、Juicyは「一緒にやる」と言った、それだけなんだ。
Duke Deuce feat. Lil Jon, Juicy J & Project Pat – Crunk Ain’t Dead Remix
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