元ネタ・サンプリング Ludacris feat. Keon Bryce & Fate Wilson – Growing Pains (2001) 元ネタはレゲエカバーでも知られていた?

2000年代
2000年代L
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2000年のデビューアルバム「Back for the First Time」は、ヒットシングル「Southern Hospitality」「What’s Your Fantasy」を収録し、アルバムは全米チャート4位を記録したLudacris (リュダクリス)

翌年のセカンドアルバム「Word of Mouf」(2001)は、全米チャート3位、R&B/Hip Hopチャート1位を記録し、2001年の年間R&B/Hip Hopアルバムチャートで2位を獲得するなど、この年を代表するラップアルバムとなりました。

今回はこのアルバムから、Keon BryceFate Wilsonをゲストに迎えた「Growing Pains」をピックアップ。

ここでは、この曲の元ネタについて解説します。

Ludacris feat. Keon Bryce & Fate Wilson – Growing Pains (2001)

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“Growing Pains” 楽曲情報

レーベル
Disturbing tha Peace Records
Def Jam South

プロデューサー
P. King

元ネタ・サンプリング
William Bell – I Forgot to Be Your Lover (1968)

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“Growing Pains” 元ネタ・サンプリング情報

William Bell – I Forgot to Be Your Lover (1968)

元ネタになったのは、テネシー州メンフィス出身のシンガーWilliam Bell (ウィリアム・ベル)「I Forgot to Be Your Lover」(1968)です。

この曲はシングルとしてリリースされ、Rhythm & Bluesチャートで10位を記録。

それから数年後の1971年には、ジャマイカのレゲエミュージシャンLee “Scratch” Perryが、この曲を「To Be A Lover」と短いタイトルにしたレゲエカバーをリリース。

続けてLee “Scratch” Perryは、1977年にもレゲエシンガーのGeorge Faithのためにこの曲のカバーを制作し、リリースしています。

George Faith – To Be A Lover (1977)

それから約10年後の1986年、イギリスのロックシンガーBilly Idolがこの曲をカバーしましたが、彼は前述のGeorge Faithが歌うレゲエバージョンでこの曲を知り、William Bellの歌った原曲を知らなかったため、曲のタイトルも短く、原曲とはかけ離れた曲に仕上がっています。

Billy Idol – To Be A Lover (1986)

またWilliam Bell「I Forgot to Be Your Lover」は、これまで50曲以上でサンプリングされており、Dilated PeoplesJaheimなどの曲で使用されています。

Dilated Peoples feat. Guru – Worst Comes to Worst (2001)

Jaheim – Put That Woman First (2002)

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