Blac Youngstaや42 Duggといった若手新鋭ラッパーが所属し、メンフィス出身のラッパーYo GottiがCEOを務めるレーベル “Collective Music Group” (CMG)。
“CMG” と契約を交わしたMoneybagg Yo (マネーバッグ・ヨー)は、2020年に3枚目のアルバム「Time Served」をリリース。
アルバムは全米チャート3位にランクインし、人気フィメールラッパーMegan Thee Stallionとコラボレーションソング「All Dat」を筆頭に注目を浴びることになりました。
そんな彼が4枚目のアルバム「A Gangsta’s Pain」(2021)をリリースし、自身初の全米チャート1位を獲得。
今回はそのアルバムからR&B/Hip Hopチャートにランクインしている「Wockesha」をピックアップ。
この曲はイントロから80年代を代表するグループDeBarge(デバージ)をサンプリングしたことで、注目を集める1曲になりました。
Moneybagg Yo – Wockesha (2021)
楽曲情報
Moneybagg Yo (マネーバッグ・ヨー)
出身地 :テネシー州メンフィス
生年月日:1991年9月22日
ジャンル:Hip Hop
レーベル
CMG
N-Less
Interscope Records
プロデューサー
YC
Javar Rockamore
RealRed
元ネタ・サンプリング
DeBarge – Stay with Me (1983)
“Wockesha” 元ネタ・サンプリング
DeBarge – Stay with Me (1983)
元ネタとなったのは数々の名曲を残したDeBargeの「Stay with Me」(1983)です。
この曲は彼らの3枚目のアルバム「In a Special Way」(1983)に収録し、全米R&Bチャート4位にランクイン。
シングルの「Time Will Revea」がBlackシングルチャート1位とヒットし「Stay with Me」や「A Dream」といったアルバム曲も、現代のHip HopやR&Bのサンプリングソースとして人気を博しています。
「A Dream」をサンプリングしたQueen Naijaの記事はこちら。
そのため評論家からは「DeBargeのクラシックアルバム」と賞賛され、高い評価を受けた作品になりました。
そんな「Stay with Me」もThe Notorious B.I.G.の「One More Chance」(1994)やAshantiの「Foolish」(2002)といった名曲でサンプリングしています。
The Notorious B.I.G. – One More Chance (1994)
Ashanti – Foolish (2002)
終わりに
Moneybagg YoのアルバムからFutureとの「Hard For The Next」は、故Pop Smokeのヒットソング「What You Know Bout Love」(2020)と同ネタをサンプリングしたことでも話題になりました。
「What You Know Bout Love」(2020)の元ネタはこちら。
この機会にアルバムと併せて聞いてみてはいかがでしょうか。
Moneybagg Yo, Future – Hard For The Next (2020)
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